乳癌の検診方法の詳細は?恥ずかしいし、痛みが心配。。

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病院

乳房のしこりやひきつれを見つけるなど、
乳がんかな?と思うことがあったら
できるだけ早く専門医の診察を
受けることが大切です。

乳房のしこり・ひきつれがある病気

乳房にしこりがあるのは、
乳がんばかりではなく、
線維線種、乳腺嚢胞、乳腺症、
慢性乳腺炎など、
また、乳房に
ひきつれや陥没があるのは、
慢性乳腺炎などの場合もあります。

乳房にしこりやひきつれがあるなら、
乳がんにせよ、ほかの病気にせよ、
検診を受けて確認するようにします。

何科に行けばいいの?

乳房の病気なので、
婦人科かな?と思えます。

婦人科でもがん検診を
行っているところもありますが、
専門のところの方が
詳しい診断や治療が
できるところがあります。

病院なら、乳腺科や乳腺外科、
クリニックなら乳腺専門で
検診をしているところに行きます。

検診では、服を脱いだ状態で
胸を見たり触ったり、
機械を使う検査をすることになります。

男性の医師だと
恥ずかしいという方は、
女性の医師がいるところを
探してみましょう。

乳がんは、早期発見・早期治療を

乳がんがしこりとなって
見た目や触感で外部から
わかるようになるのは
1~2cmになってからです。

癌がそのサイズになるまで、
10年近くかかる人もいれば、
1年前の検診では
みつからなかったものが
見つかった時には
すでに大きくなってしまっている
人もいます。

乳がんの進行の病期分類に、
ステージというものがあります。

ステージ1は、
しこりの大きさが 2cm 以下で、
リンパ節や別の臓器には転移していない

ステージ2Aは、
しこりの大きさが2cm以下で、
わきの下のリンパ節に転移があり、
そのリンパ節は周囲の組織に
固定されず可動性がある。
または、しこりの大きさが 2~5cm で、
リンパ節や別の臓器への転移がない

ステージ2Bは、
しこりの大きさが 2~5cmで、
わきの下のリンパ節に転移があり、
そのリンパ節は周囲の組織に
固定されずに可動性がある。
または、しこりの大きさが5cmを超えるが、
リンパ節や別の臓器への転移がない

ステージ1の乳がんなら、
早期治療による
乳癌の生存率は99%、
ステージ2の乳がんなら、
乳房の温存療法も可能だと
言われています。

乳がんかもしれないと思ったら、
ショックですし、病院にいくのが
不安になるかもしれませんが、
できるだけ早く検査を受けることが
大切です。

乳がんの検査

病院に行くと、しこりが
良性なのか悪性なのか、
確実な診断をつけるために
複数の検査が行われます。

主に行われるのは

  • 問診、視診と触診
  • マンモグラフィー検診
  • 超音波検査(エコー)

です。

問診、視診と触診

問診では、体の調子や自分や
家族の病歴について訊ねられます。

年齢や生理の周期や状況、
妊娠や出産の経歴、
既往症や家族の病歴などです。

視診と触診では、
医師が乳房の形、皮膚、
乳頭などの異常を
目で見て、あるいは手で触れて
確認します。

触診で確認できるものは、
ある程度の大きさになった
しこりです。

マンモグラフィー検診

マンモグラフィーとは、
乳房を片方ずつ、
上下または左右の方向に
プラスチックの板で
はさんで平たくした状態で
乳房専用のX線装置で乳房全体を
撮影する方法です。

平たく挟みこむことで
少ない放射線量で
検査ができるようになっています。

かなり胸が押しつぶされるので、
貧乳でも巨乳でも、
痛みを感じることがあります。

リラックスして力を抜くことで
多少緩和されますが、
痛みが酷い場合は
医師に相談しましょう。

マンモグラフィーは、
触診や、後述する超音波検査では
見つけられないような、
ごく小さなしこりや、
悪性の可能性が高い
微細な石灰化を発見するのに
有効な検査です。

X線による撮影のため、
妊娠している人は受けられません。

20~30歳代の
乳腺が密な若い人の場合は
X線写真がかすんでしまい、
しこりを見つけることが難しく、
マンモグラフィーは
有効ではありません。

乳がんの罹患率が高くなる
40歳以上の女性を対象に
厚生労働省では
2年に1回のマンモグラフィーによる
乳がん検診を勧めています。

超音波検査(エコー)

皮膚にゼリーを塗って、
検査用の端子をあてて、
乳房の内部をモニターに
映し出しながら観察する検査です。

痛みはなく、体への負担は
ほとんどありません。

数mmの小さなしこりを見つけたり、
しこりの性状が詳しくわかる検査です。

まとめ

視診と触診、マンモグラフィー、
超音波検査を組み合わせることで
精度の高い検査ができます。

乳がんかもしれないと思うと
不安ですが、1日も早く
検査をすることをおすすめします。





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