インフルエンザワクチンには有効期間あり!いつ注射すればいい?

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インフルエンザ

冬に向けてインフルエンザの
流行期がやってきます。

流行前の時期にインフルエンザワクチンの
接種を済ませておきたいですね。

インフルエンザワクチンが不足!?

各地でインフルエンザの
集団感染が発症しているという
ニュースを見るようになりました。

もうすでに数ヶ所の学校で
学級閉鎖になっているほどだそうです。

インフルエンザは、
38度以上の高熱がでて
重症化する懸念があり、
できれば感染したくないですし、
感染してもできるだけ
軽く抑えたいです。

そこで事前にワクチンを接種して
インフルエンザ対策!
といきたいところですが、
なんと、2015年は、
インフルエンザワクチンが
不足するかも?などと言われています。

インフルエンザワクチンの不足の原因

インフルエンザワクチンを
製造している会社は、
一般社団法人日本ワクチン産業協会の
情報によると、

  • 北里第一三共ワクチン株式会社
  • 一般財団法人化学及血清療法研究所
  • 一般財団法人阪大微生物病研究会
  • デンカ生研株式会社

の4ヵ所になっています。

そのうちの、
一般財団法人化学及血清療法研究所
(化血研)では、
全体の3割近いおよそ850万本、
大人1700万人分の
インフルエンザワクチンを製造しています。

その化血研が、国の承認と異なる方法で
血液製剤を製造していたので、
厚生労働省が、化血研が製造している
インフルエンザワクチンについても
確認作業を終わるまで出荷の自粛を
要請していたのです。

それで、11月中旬にも
インフルエンザワクチンが
不足する可能性が高くなっていました。

この、11月中旬に
不足する可能性というのが、
インフルエンザの有効期間に
大きく関わってくるのです。
(後述します)

ワクチン不足は回避

承認された内容と異なっていたは、

  • 精製水のかわりに
    注射用水が使われていた
  • 塩化ナトリウムの量が多い

などで、厚労省ができあがった
ワクチンを調べた結果、

「品質や安全性に
 重大な影響を及ぼす可能性は低い」

と判断したそうです。

それなら心配はなさそうなんですが、
気になる点があります。

この厚労省の報告をもとに
専門医らが検討したところ、
化血研にワクチンのやり直しを求めても、
ワクチン製造には半年以上かかるため、
このままでは来月にもワクチン不足が
予測されるとして、
出荷を認めることを決めたそうなんです。

ワクチン不足対策としてやむなく
OKを出したということに見えますよね。

ちょっと心配ではありますが、
こうして2015年の
インフルエンザワクチンの不足は
回避されました。

インフルエンザワクチンの有効期間

なぜ11月中旬に不足することが
問題になってくるかということ、
インフルエンザワクチンの
有効期間にかかわってくるためです。

インフルエンザワクチンの
注射をすると、
それから2週間ほどかけて
体の中で、抗体という物が作られ、
ワクチンの効果がでるようになります。

また、その効果は人によって
違ってくるのですが、
3ヶ月から5ヶ月持続すると
言われています。

ワクチンの注射はいつ打てばいい?

一方、インフルエンザの
流行の期間ですが、
11月ごろから始まり、
12月に感染者数が増加し、
1月がピークになり、
3月ごろには収束すると
言われています。

ピークの前後の時期に
ワクチンの効果が発揮されるように
効果持続期間の
タイミングを合わせるとすると、
11月頃にワクチンの
注射をすることになります。

この、インフルエンザの予防に
効果的な期間に
ワクチンが不足となると
大問題になりかねない
懸念があったのです。

まとめ

実はインフルエンザワクチンには、
様々な議論があり、
インフルエンザの感染を防ぐ効果は
あまり認められないという説も
あるんです(^^;

ただ、感染してしまっても、
重症化してしまうのを
防ぐ効果があるという説もあります。

判断は委ねられているということですね。

体力のない子供や高齢者は
インフルエンザにかかると
重症化してしまう可能性もあります。

かかりつけのお医者さんや、
最寄りの医療機関、
自治体の予防接種担当の窓口などに
相談してみてもいいかもしれません。





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