ノロウイルス予防に紅茶ポリフェノール「テアフラビン」静岡県研究まとめ

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紅茶

ノロウイルスの感染予防に、
紅茶のポリフェノールに
含まれる成分
「テアフラビン類」が
有効とする世界初の発見を
静岡県が発表しました。

静岡県の研究内容を
まとめています^^

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テアフラビン類とは?


「テアフラビン類」とは
聞きなれない名称ですが、
静岡県のホームページの
こちらの情報によると、

⇒ フーズ・サイエンスヒルズ プロジェクト第2次戦略計画


11ページに

テアフラビン素材
紅茶の赤色色素成分で、茶葉に含まれるカテキン2分子が酵素の作用で結合した機能性素材



となっています。




また、ウィキペディアでは、

⇒ テアフラビン


テアフラビン (Theaflavin) は、フラバノールから構成される抗酸化性のポリフェノールで、チャの葉を紅茶に加工する発酵の過程で、酵素による酸化を受けて生成する。

テアフラビンはテアルビジンの一種で、赤い色を持つ。

緑茶にはアナログの没食子酸エピガロカテキン (EGCG) が含まれるが、テアフラビンは含まれない。

2008年時点で健康への効能について多くの示唆があるが、生体への利用についてはほとんど分かっていない。




となっていて、同ページ内では、
HIV、認知症、コレステロール、
がんについての言及はありますが、
ノロウイルスについては
まだ何も記載されていません。




紅茶の色が赤いのは
タンニンという成分だと
聞いたことがあるのですが、
タンニンというのは
カテキンの一種で、
カテキン類が酸化酵素で
酸化されると
色が赤くなるそうです。

そして、テアフラビンも
赤い色をしているそうで、
両方とも紅茶を赤くしている
成分なんですね。



テアフラビンは、
レッドカテキンという名前で
すでにマスクやサプリメントなど
商品化もされています。








カテキンという名称は
いまやかなりお馴染みに
なっているので、
レッドカテキンというのは
覚えやすいです。

テアフラビンもそのうち、
あちこちで喧伝されて
お馴染みになって
いくのでしょうかw

静岡県のお茶の研究


静岡県は、お茶の栽培面積が
17,400ヘクタール、
茶(生葉)の収穫量が
144,400トンあり、
全国の茶園面積、
収穫量の40%を占める
日本一の茶どころです。

フーズ・サイエンス
ヒルズプロジェクト
という企画で
静岡県の農林水産物の
研究が進められていて、
お茶も研究対象に
なっています。

その詳細が、前述のこちらで、

⇒ フーズ・サイエンスヒルズ プロジェクト第2次戦略計画




その研究結果の発表がこちら、

⇒ 平成27年度完了課題


研究結果のひとつに
お茶のテアフラビンが
含まれています。




また、静岡新聞の
こちらの記事では、

⇒ 紅茶成分 ノロ消毒効果 静岡県環境衛生科学研、世界初の発見



研究結果の資料に
載っていない情報も
紹介されています。



フーズ・サイエンスヒルズ
プロジェクトでは、
静岡県環境衛生科学研究所が
2011年度から15年度までの5年間、
県新成長戦略研究として
県立大創薬探索センターや
ファルマバレーセンターと共同で
ノロウイルスの消毒薬に
利用可能な薬剤を探索しています。


『ノロウイルス不活化剤の探索とその実用化に関する研究』


ということで、
培養できないノロウイルスの
代替ウイルスとして使われる
マウスノロウイルス、
ネコカリシウイルス、
ブタサポウイルスに対しての、
紅茶に含まれる
テアフラビン類の
抗ノロウイルス効果が
発表されています。

ネコの細胞を使った実験では
ウイルスの感染力が
約1000分の1になっています。

ノロウイルスの殺菌・消毒方法の問題点


ノロウイルスの
殺菌消毒方法として
厚労省では、ハイターなどの
漂白剤に含まれている
次亜塩素酸ナトリウムや
加熱による消毒を
推奨していますが、

⇒ ノロウイルスに関するQ&A |厚生労働省



漂白剤では、
衣類やリネン類が
漂白されてしまったり、
肌荒れの心配があったり、
消毒薬のニオイがあったり、
金属を腐食させてしまう
という問題があり、
加熱消毒では、
サイズや素材的に
煮ることができないものが
あったりします。


また、アルコールにも
ノロを消毒する作用が
あるのですが、

【関連記事】
⇒ ノロウイルスを消毒できる市販のアルコール4種


アルコールだと、
しばらく時間をかけて
おいておかねばならず、
予防用として使うのには
いいかもしれませんが、
ノロウイルスに感染して
嘔吐や下痢の症状を
発症している時には
とても間に合わなそうです。


そこで、次亜塩素酸ナトリウムや
煮沸消毒、アルコール消毒などを
状況に合わせて組み合わせて
使うことになりますが、
そこに紅茶成分のツールが
使えるかもしれないとなると、
選択肢が増えて
便利になりそうです^^

テアフラビンの商品開発


⇒ 平成27年度完了課題

の中でも、その点が述べられていて、
安心・安全なノロウイルス
不活化剤を探索・実用化し、
公衆衛生の向上に役立てることを
目標としていて、
抗菌作用を活かした
手指消毒剤、ハンドソープ、
ウェットティッシュなどの
多面的な商品の開発に
取り組むとなっていて、
試作品のウェットティッシュの
画像も掲載されています。




静岡市の
焼津水産化学工業(株)が
テアフラビン素材を
開発しています。

⇒ 紅茶成分「テアフラビン」をウイルス感染予防製品へ販売強化(焼津水産化学工業(株))


⇒ 研究発表「テアフラビン」(焼津水産化学工業(株))





牛乳や母乳に含まれている
ラクトフェリンに
ノロウイルスの予防効果が
期待されていますが、

【関連記事】
⇒ ノロ予防効果がある【ラクトフェリン100mg入】サプリメントはコレ
⇒ ノロウィルス対策のヨーグルトは指名買いしないと効果なし



今回調べた中では、
紅茶成分を摂取して
予防に努めるという
情報はありませんでしたが、
テアフラビンにノロウイルスの
予防効果が期待できるとなると、
摂取しやすいですし、
選択肢も増えます。

ますますの研究の促進や
早期の商品開発が待たれますね^^




【関連記事】
⇒ 新型ノロウイルス対策まとめ

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