ノーベル生理学医学賞授賞を受賞された
大村智先生。
発表前の予想ではお名前が挙がってなくて、
ダークホースでした。
大村智先生が生理学・医学賞を受賞!
10月5日の夕方6時半ごろ、
テレビでニュースをみていたら、
日本人がノーベル賞受賞との
ニュース速報が入りました。
ノーベル賞を受賞するという偉業は
何度目にしてもワクワクしてしまいます^^
2015年のノーベル賞の候補者の
予想をいくつか目にしていましたが、
ニュース速報で流れた
大村先生のお名前は
初めて目にしたものでした。。
2015年ノーベル賞受賞者の予想
10月5日からノーベル賞の発表が
始まると知り、興味がわくも、
私のような庶民では、どのような方が
ノーベル賞の候補になるかすら
わかりません(^^;
ということで、専門的な調査ができる
機関の予想を拝見していました。
諸先生の研究の詳細はわかりませんが、
日本人の方が多数候補として
予想されていて、ワクワクしていました^^
日本科学未来館
まずは日本科学未来館の予想。
生理学・医学賞の予想ということで、
予想サイトもできていました。
生理学・医学賞は、
「病気の解明や治療法の開発」、
「生命研究に欠かせない技術開発」、
「生命の基礎メカニズム」といった
生命に関するテーマが
毎年受賞しているということで、
今年の受賞者として予想されていたのは、
■免疫制御分子の発見と
がん治療への応用=
ジェームズ・アリソン(James P Allison)博士/
本庶佑(ほんじょ・たすく)博士
■設計図を自由自在に、
ゲノム編集ツールの開発=
ジェニファー・ダウドナ(Jennifer Doudna)博士/
エマニュエル・シャルパンティエ(Emmanuelle Charpentier)博士
■オートファジーの分子メカニズムの研究=
大隅良典(おおすみ よしのり)博士
・・大村先生のお名前は
挙がっていませんでした。
日本科学未来館のサイトでは、
この3組と、「その他」の4択で
サイト訪問者が予想の投票が
できるようになっていて、その結果は、
James P. Allisonさん & 本庶佑さん 46.6%
大隅良典さん 29.9%
Jennifer A. Doudnaさん & Emmanuelle Charpentierさん 10.9%
その他 12.6%
サイト訪問者の予想も、
「その他」が当たりとなる結果でした。
トムソン・ロイター
世界の企業や専門家が必要とする
高度な情報を提供している
トムソン・ロイター。
「トムソン・ロイター引用栄誉賞」
というものがあって、
過去20年以上にわたる
学術論文の被引用件数に基づいて
ノーベル賞クラスの研究者を
選出・発表しています。
2012年にノーベル生理学・医学賞を
受賞した山中伸弥教授は、
2010年にトムソン・ロイター引用栄誉賞を
受賞していて、
こちらは予想を的中させています。
また、2011年ノーベル賞では、
該当4分野の受賞者9名すべてが、
過去にトムソン・ロイター引用栄誉賞を
受賞していました。
日本科学未来館が予想していた
大隅博士も、この
トムソン・ロイター引用栄誉賞を
受賞しています。
ノーベル賞への切符ともいえそうな
トムソン・ロイター引用栄誉賞。
トムソン・ロイターでは、
2015年のノーベル賞受賞者として
トムソン・ロイター引用栄誉賞で
18名を予想していました。
2015年の医学生理学賞では、
日本人で、
森和俊・京都大教授と
坂口志文・大阪大特別教授の
お二人が挙がっていました。
他に、医学生理学賞の予想は、
Peter Walter(米国)
Alexander Y. Rudensky(米国)
Ethan M. Shevach(米国)
Jeffrey I. Gordon(米国)
でした。
実際に受賞されたのは、
大村智先生と、
アイルランド出身の
ウィリアム・キャンベル博士と、
中国籍でマラリアの
治療法開発に貢献した
トゥ・ヨウヨウ博士。
今年は外れてしまいましたね。
大村先生の偉業
大村智先生は、微生物が作り出す
有用な化合物を多数発見し、
熱帯地方の風土病の薬などで
実用化されて、医薬品などの
開発につながっているそうです。