からっと晴れ渡る秋の空に
たくさんの小さな雲が。。
それはうろこ雲? いわし雲?
うろこ雲vsいわし雲
秋の天気のよい日に
友人と歩いていて、
ふと空を見上げると、
真っ青な高い空に、小さな雲が
たくさん浮かんでいました。
私「おお! うろこ雲!」
友人「おお! いわし雲!」
うろこ雲がいわし雲かでしばし言い合い、
どちらも一歩も譲らず(笑)
決着は調べてつけることにしました。
(・・いわし雲だったらどうしましょう(笑))
巻積雲(うろこ雲・いわし雲・さば雲)
天高く馬肥ゆる秋
といいますが、高い位置に発生しているように
見える雲を巻積雲(けんせきうん)と言います。
高度は5~15kmとのことですが、
そういわれてもわかりにくいですね(^^;
ただ、うろこ雲やいわし雲と呼ばれる
小さな雲がたくさんある雲は、
とても高い位置にあるように見えます。
これがどうやら巻積雲のようです。
巻積雲は、その形によってさらに細かく
- 層状雲
- レンズ雲
- 塔状雲
- 房状雲
に分類されることがあります。
うろこのような無数の塊の雲になるのは、
層状雲が放射冷却で冷却されることで
細胞状対流(ベナール対流)というものが
起きることでできるそうです。
この小さな無数の塊の雲が
- うろこ雲
- いわし雲
- さば雲
などと呼ばれています。
うろこ雲は小さな塊、
いわし雲はやや細長い形、
さば雲は、サバの柄のようなものを呼び、
違いはないそうです。
これは… いわし雲?うろこ雲?
秋の雲は判断が難しい(´-ω-`)
#巻積雲 #雲 #空 #イマソラ #mysky pic.twitter.com/DYnujeVwGX
— みっきー (@carrieCdel) 2015, 10月 2
さっき見た巻積雲、いわゆるうろこ雲。秋らしい空だ。 pic.twitter.com/ca4eV8Npvs
— もん (@Mon_masa) 2015, 9月 30
病院から家に戻り、洗濯物を取り込みにベランダに出ると
秋の雲、高い所にできる“巻積雲”が広がっていました。
“巻積雲”には、俗にいう“さば雲” “いわし雲” “うろこ雲”がありまが、
今日の雲は“さば雲”ですね。 pic.twitter.com/WMfxItOpTo
— 河野雅彦 (@nanamyland) 2015, 9月 30
うろこ雲・いわし雲・さば雲は
広い地域でほぼ年中見られる雲ですが、
日本では、台風や移動性低気圧が多く近づく
秋に特に多く見らるので
秋の象徴的な雲だとされ、
秋の季語にもなっています。
温暖前線や熱帯低気圧の接近時には、
刷毛で白いペンキを伸ばしたような、
繊維状の細い雲の巻雲の次に
巻積雲が現れるので、
順番にこの2つの雲がみられると
天気の悪化が近づいていると言えます。
高積雲(まだら雲・ひつじ雲・むら雲)
小さな塊状の雲片が
群れをなしている雲には、
巻積雲の層状雲だけではなく、
高積雲(こうせきうん)にもあります。
斑状や帯状の形をつくり、
白色で一部灰色の陰影をもつ雲で、
- まだら雲
- ひつじ雲
- 叢雲(むら雲)
などと呼ばれています。
そういえば、うろこ雲ほど高くない位置に
ぽわぽわと浮いている雲は
ひつじ雲と呼びますし、
月に千切れた雲がかかっているのを
月にむら雲なんて言いますね。
新幹線の窓からひつじ雲 pic.twitter.com/uZKC4SW4dv
— アサダニッキ (@asadako) 2015, 10月 2
うっすらピンクのひつじ雲。 pic.twitter.com/HkjqC3uIgr
— 海月 (@__jeIlyf) 2015, 10月 2
@Rainbow_Skyhigh
お月さん、またその後w
月にむら雲ですな!
お月さんの周りが輪になって明るいです。
#中秋の名月 pic.twitter.com/OL9WbAQEKg
— *michiyo*10/17尚ビルボード (@Rainbow_Skyhigh) 2015, 9月 27
高積雲は、高度が2~7km程度で、
巻積雲よりもかなり低い位置にできます。
高積雲と巻積雲の見分け方ですが、
いわし雲やうろこ雲の巻積雲は、
1つ1つの塊が小さく、
雲が薄くて太陽の光が透けるので、
影が出来ず、真っ白です。
まとめ
高い位置に薄くて真っ白で
小さな塊がたくさん見えるのが巻積雲で、
見た目でうろこ雲かいわし雲かさば雲と
勝手に呼んでしまっていいようですね。
私と友人の雲対決は引き分けでした(笑)