コウノトリを千葉県野田市で放鳥、野生化を目指す

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コウノトリ

コウノトリは、全長約110~115cm、
つばさを広げると160~200cm、
体重4~6kgにもなる非常に大型の水鳥です。

羽色は白と金属光沢のある黒、
クチバシは黒味がかった濃い褐色で、
脚は赤く、目の周囲にも
赤いアイリングがあります。

ツルやサギに似てますね^^

かつて、日本列島には、
留鳥としてコウノトリが
普通に棲息していたのですが、
明治期以後の乱獲や、
巣を架ける木の伐採などにより
コウノトリの棲息環境が悪化し、
太平洋戦争前後の食料不足の時には
食用にされたこともあり 、
1956年には20羽にまで減少してしまいました。

コウノトリの人工飼育と放鳥

数が減ってしまったコウノトリは
国の特別天然記念物に指定され、
1962年に、文化財保護法に基づき
兵庫県と福井県が
「特別天然記念物コウノトリ管理団体」の
指定を受けました。

兵庫県では1965年5月14日に
豊岡市でコウノトリ一つがいを捕獲し、
「コウノトリ飼育場」
(現在の「兵庫県立コウノトリの郷公園
附属飼育施設コウノトリ保護増殖センター」)で
人工飼育を開始します。

⇒ コウノトリの郷公園

野生のコウノトリは個体数を減らし続け、
人工飼育以外のコウノトリは国内には
いなくなってしまっています。

現在は、中国やロシアからコウノトリを
もらいうけ、人工繁殖が、
多摩動物公園、大阪市天王寺動物園、
豊橋総合動植物公園など、
各地で行われ、放鳥や再野生化への
努力がなされています。

千葉県でコウノトリを放鳥

千葉県野田市三ツ堀の飼育施設
「こうのとりの里」では、7月23日に
東日本で初めてとなるコウノトリの
放鳥がおこなわれました。

⇒ こうのとりの里

多摩動物公園からつがいを譲り受け、
兵庫県のコウノトリの郷公園などの
協力で飼育を続けているもので、
雄1羽、雌2羽の3羽の幼鳥が放たれました。

コウノトリがエサとしているのは、
主にザリガニなどの甲殻類やカエル、魚類で、
ネズミなどの小型哺乳類を捕食することも
あります。

自然環境が整っていないと
コウノトリは生きていけないのですね。

たくさんのコウノトリが飛び交う
豊かな自然にしていきたいですね^^





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