ジャイアントパンダの消化器系は肉食向き、実は竹は好きじゃない?

Pocket
LINEで送る



笹を食べるパンダ

ジャイアントパンだの餌といえば「竹」で、
一日中、笹や竹をむしゃむしゃばりばり
食べているイメージがあります。

でも、ジャイアントパンダはクマ科で、
食肉類なんです。

それで腸が短いので、竹の消化が難しく、
食べた笹のうち、消化できるのは一部で、
それで一日中笹を食べているのだ、
と聞いたことがあったのですが、
ジャイアントパンダは200万年間、
主にタケを食べ続けてきたにもかかわらず、
その消化器官は草食に適合していないとの
研究結果が発表されました。

200万年かけても変わらないものなんですね。。

パンダの生態と食性

研究によると、ジャイアントパンダが
祖先である雑食性のクマの腸内バクテリアを
いまだに保持しているそうなんです。

他の草食動物は、繊維質の植物を
効率的に分解するための
解剖学的に分化した消化器系への
進化を成功させているのですが、
パンダの消化管は、
典型的な肉食動物のもののまま。

それでパンダが、他の草食動物とは
完全に差別化された消化器系を
持っていることが明らかになったそうです。

この消化システムにより、
ジャイアントパンダは、1日14時間で
最大12.5キロのタケやササを食べ、
そのうち消化できる量は摂取量の約17%とのこと。

この辺は、以前聞いたことがある通りでした。

パンダ

現在の野生のパンダの生態系は、
竹林に棲み、竹食のほか、
小型哺乳類・魚・昆虫等の小動物、
果物を食べることもあり
他のクマ類と同様に肉食を含む雑食性の特徴も
残っているとのこと。

なぜ笹や竹を食べるようになったかというと、
氷期の到来による気候変動がもたらす
食糧不足から偏食を余儀なくされ、
常に入手しやすい竹ばかりを
食べるようになったと考えられているそうです。

竹が十分にある環境なら、消化の効率が悪くても、
1日中、竹を食べることにエネルギーを費やしても
生き延びてこれたということなんですね。

中国の飼育環境では、竹以外にも
肉や野菜などの餌が与えられているそうです。

パンダ的には好みはどうなんでしょう!?

日本のパンダも、竹以外のものを出したら
食べるのでしょうか?

そして一番気になるのは、
どれから食べるのか、
どれを好んで食べるのかですね^^





シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする