ノロウイルスは、
感染者の嘔吐物の処理が
不十分だったことで、
2次感染することもあります。
ノロウィルスの嘔吐物の処理
ノロウイルスは、空気中などでは
増殖することはできませんが、
宿主の細胞内に入り込んで増殖します。
感染すると、24~48時間の潜伏期間があり、
風邪に似た、嘔吐、腹痛、発熱、頭痛、
筋肉痛、ときに激しい下痢といった症状が
3日ほど続きます。
嘔吐や下痢で、体内で増殖した
ノロウィルスを排出しようとしているのです。
そのため、感染者の嘔吐物や糞便には
大量のノロウィルスが含まれています。
ノロウィルスは、通常の環境では
10日ほど生存期間があります。
感染者の嘔吐物や
トイレの飛び跳ねの糞便が
乾燥したものが空気中に舞い上がり、
そこに含まれいているまだ生きている
ノロウィルスが体内に入って
2次感染することもあります。
感染者の嘔吐物や糞便の処理には
飛び散りや後処理で感染しないように
マスクやエプロン、手袋などを着用して
保護しながら、殺菌や消毒を行います。
嘔吐物の処理に便利なセット
<セット内容>
吐物凝固剤「おうとパック」 : 1袋/100g
次亜塩素酸系除菌剤「おうとガード水」 : 1本/500ml
ヘラー体型紙製チリトリ「おうとダスター」 : 1セット
ペーパータオル
使い捨て手袋 (透明・青色):各2双
使い捨てマスク : 1枚
使い捨てエプロン : 1枚
シューズカバー:1双
廃棄用ビニール袋 : 2枚
おうとキット使用方法説明書 : 1枚
セットになっていて便利なキットです。
ただ、これが1セットでは足りないです。
これを何セットか揃えておくか、
お値段がそこそこするので(2,700円)、
セットに含まれているもので、
ペーパータオルや手袋やマスクなどは
スーパーやドラッグストアで揃え、
他の物はバラで購入してもいいかと思います。
次亜塩素酸系除菌剤は、
ハイターなどの塩素系漂白剤で
用意できます。
⇒ ウィルス対策できる次亜塩素酸ナトリウム入りの塩素系漂白剤はどれ?
⇒ ノロウィルス対策の消毒液、水とハイターの割り合いは?
嘔吐物の処理用アイテムのバラ売り品
■高性能嘔吐物凝固剤オウトバスター(450g)
除ウイルス・除菌・消臭もできる、
パウダー状の凝固剤です。
使用の目安は一回に付き10~30g。
振りかけて凝固させ、
凝固処理後は可燃物として処理できます。
700g入り、詰め替え用袋タイプ(450g入り)もあります。
■おうとダスター
紙製の使い捨てチリトリです。
ハサミなどを使わず、簡単に組み立てられます。
嘔吐物などに触れずに処理できますので衛生的です。
20枚入りで1,500円ほど。
■使い捨てエプロン
袖までしっかり覆えて安心なタイプ。
10枚入りで900円ほどです。
■使い切り不織布シューズカバー
足のカバーは、レジ袋や
ビニール袋を足にかぶせれば
十分かと思います。
こちらの不織布シューズカバーは
つくりがしっかりしていて、
裏面がシボ加工すべり止め仕様なのが
ポイントです。
使い終わった使い捨てのエプロンやマスクを
捨てる時には、2次感染を防ぐため、
ノロウィルスを消毒・殺菌してから廃棄します。
ノロウィルスを消毒・殺菌するには、
加熱処理か、ハイターなどの
塩素系漂白剤の希釈液が有効です。
塩素系漂白剤より値段が高いですが、
希釈せずにそのまま使えて、
ノロウィルスを殺菌消毒できる
手軽な除菌スプレーもあります。