フジテレビのスポーツキャスターも務めた
上田昭夫(うえだあきお)さんが
代謝性疾患「アミロイドーシス」という
病気のため、62歳の若さで他界されました。
以前からアミロイドーシスと診断され
療養中だったそうなんですが、
初めて耳にする病名だったので、
どんなものなのか調べてみました。
アミロイドーシスとは?
アミロイドーシスは、アミロイドと呼ばれる
ナイロンに似た線維状の異常蛋白質が
全身の様々な臓器に沈着し、
機能障害をおこす病気の総称です。
複数の臓器に沈着する全身性のものと、
ある臓器に限局して付着するものがあり、
限局性のものとしては、脳に沈着する
アルツハイマー病もアミロイドーシスの
ひとつです。
男性では女性の約2倍発症しやすく、
高齢者でより多くみられます。
アミロイドーシスの症状
遺伝性のものと非遺伝性のものがあり、
アミロイドーシスの原因は単一ではなく、
血液中にアミロイドの基となる
前駆蛋白というものが存在しますが、
特徴的な症状に乏しくて
診断が困難なのだそうです。
アミロイド蓄積による影響では、
目の下で異常たんぱくが
血管の壁について出血を引き起こし、
眼の周りの皮下に出血して
眼の下に、アライグマのように
クマになって見えていたり、
舌が厚くなって、歯に押し当てると
舌に歯型がつくことや、
あざができやすいなんてことも
アミロイドーシスの症状のこともあるそうです。
画像を検索してみると、
厚くなってしまっている舌や
目の周りの痣のようなクマ、
リウマチのような症状を発症している
画像が見受けられます。
特定疾患指定の難病
アミロイドーシスは、
公費負担対象の難病指定されている
特定疾患の病気です。
難病とは、治療が極めて困難で、
医療費も高額になる疾患のことで、
指定された疾患を患うと、
医療費の患者自己負担分の
公的な助成が受けられます。
つまり・・治療方法がまだ見つかっていない
病気なんですね。
まとめ
まだまだ原因不明で治療が困難な病気が
たくさんあります。
早く研究が進んで解明されるといいですね。