バルミューダ ザ・トースターは、
一般的なトースターよりも
1桁高い値段設定の
トースターらしからぬ金額です。
価格の高さに見合う
美味しいパンが焼ける
トースターなのかどうか、
紹介します。
焼き立てのパンが美味しい理由
パンの種類は
いろいろありますが、
全てのパンに
共通しているのは、
「焼き立てのパンは美味しい♪」
ということではないでしょうか。
焼き立てのパンにあって、
少し時間が経ってしまった
パンにはないものがあります。
”湯気”です。
私は週に2~3回、
手作りパンを
焼いていますが、
焼き立てのパンを
スライスしたり
千切ったりすると、
中からフワっと
湯気が立つのです。
この湯気は、パンの中に
水分がある証拠です。
湯気がでる時のパンは、
外側の耳の部分は
カリっ、サクっとしながら、
湯気が立つ生地の部分は
しっとりもっちり
ふんわりなのです。
焼き立てで、
耳の部分がバリバリと割れて、
生地の部分がねばるように
伸びるときに食べる
パンの美味しさと
言ったら。。
1斤ぐらいなら
丸ごと食べられますね(笑)
でもこの湯気が立つ
奇跡の時間帯は、
焼き上がってから
粗熱が取れるまでの
ほんの短い時間しか
ありません。
冷めはじめる頃にはもう、
パンの中の水分は
どんどん蒸発し始めて
しまいます。
時間の経過とともに、
生地のもっちり感は
失われてパサつきはじめ、
逆に水分を吸った耳は
カリカリ感を失い
ジメっとして締まり、
固くなってきてしまいます。
パンの美味しさを
左右しているのは、
パンの水分なのです。
焼き立てパンの味を再現する方法
手作りでパンを焼くのには
けっこう時間がかかり、
なかなか毎日のようには
パンを焼けないので、
数日分をまとめて焼いて
保存しています。
保存しているパンを
焼き立てパンのように
美味しく食べられないか
いろいろ試してみています。
一番美味しく食べられるのは、
トーストすることです。
トーストしたパンには、
焼き立てパンとは違う
美味しさがあります。
その際のキモは、
焼き立てパンにある
”湯気”のように、
水分を含んだ状態のパンを
トーストすることです。
パンの水分はどんどん
抜けていってしまうので、
できるだけ早い時点で
パンを冷凍してしまいます。
これでパンの中に
水分を封じ込める
ことができます。
水分を含んでいる
凍らせたパンを
常温で解凍すると、
しっとり感のある
パンに戻ります。
ただ、カリっと
していてほしい耳までも
しっとりになります。
そんな状態のパンを
トーストすると、
表面はカリっとしながら
生地の中はしっとりとしている
美味しいパンが楽しめます。
解凍せず、冷凍したままで
トーストしても大丈夫です。
水分が抜けてしまったり、
そもそもあまり
水分がないパンの場合は、
パンを蒸し器で蒸します。
蒸したパンを
そのまま食べても
もっちりとした
不思議な食感で
けっこう美味しいです。
蒸してからトーストすると
表面はカリっとしながら
もっちりする食感が
けっこう再現できます。
バルミューダ ザ・トースターが備える機能
この、水分を含む
トーストが焼ける機能を
備えているのが
バルミューダ ザ・トースターです。
バルミューダ
スチームオーブントースター
BALMUDA The Toaster
K01A-KG(ブラック)
こんな感じで
トースターに水を入れて、
庫内でスチームが
炊けるようになっています。
このスチームなんですが、
水蒸気がパンの中に
入るわけではないのです。
スチームを炊きながら
トーストすると、
水分は気体よりも
速く加熱されるため、
パンの表面だけが
軽く焼けた状態になり、
パンの中の水分を
閉じ込めたまま
焼き上げられます。
このため、ライ麦パンや
全粒粉のパンなど、
そもそもぽそぽそ
している食感のパンや、
あまりにも
水分が抜けて
かっさかさになって
しまっているパンは
しっとり焼き上がらないので、
この場合は蒸し器使う方が
いいでしょう。
バルミューダ ザ・トースターに
合っているパンは、
ある程度水分が
保持されているパンや、
クロワッサンやデニッシュ、
ピザパンや調理パンのような、
バターなどの油分を
含んでいるパン、
フランスパンなどのような
クラム(生地の部分)に
気泡がたっぷりあって、
パンの内部まで
スチームが充満する
リーンなパンです。
コンビニやスーパーで
販売されているパンは、
しっとり感が続くよう
いろいろ添加物が
入っていますが、
意外とこの手のパンが
バルミューダ ザ・トースターで
美味しくなったりします。
焼くパンと
相性の合う合わないがある
トースターです。
専門店のパンや無添加のパン、
リッチなパンやリーンなパン、
コンビニやスーパーのパン、
ホームベーカリーで
焼いたパンなど、
性質の違うパンを
バルミューダ ザ・トースターで
焼き比べてみると、
特徴がわかってきて
うまく使いこなせるように
なってくるかと思います。
バルミューダの家電が高額の理由
バルミューダ ザ・トースターは、
かつてない斬新なアイデアと
シンプルな容姿の組み合わせで
驚きのデザイン家電を
次々に繰り出してくる
バルミューダ社が作っています。
バルミューダのこれまでの
驚きのデザイン家電と言えば。。
最初に登場したのが
こちらの扇風機。
風が拡散されて、
扇風機の前にいても
風が直撃しないという
驚きの扇風機でした。
最近は数千円で買える
扇風機ですが、
数万円するというお値段にも
驚かされましたが、
実際に扇風機の前に
行ってみると、
風が当たらないのに
空気の流れがあって
快適なのです。
そして、加湿器。
壺型の花瓶のような構造に
直接給水できて、
給水タンクがないだけで
こんなに便利だと
気づかせてくれました。
バルミューダ ザ・トースターも、
既にスチームオーブンは
ありましたが、
スチームオーブントースターは
バルミューダが初。
技術の革新やさきがけは、
開発に時間やお金がかかるので、
バルミューダ社の家電は
高くなってしまうのでしょう。
バルミューダ ザ・トースターのカラー
色はブラックと
ホワイトのラインナップに、
グレーも加わりました。
Amazonはけっこう
在庫切れになりがちです。
⇒ Amazonのバルミューダ スチームオーブントースター
楽天の方が在庫あります。
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