出典:永観堂
古くから「秋はもみじの永観堂」と
言われるほどの紅葉の名所です。
永観堂とは
一般には通称の永観堂(えいかんどう)の名で
知られていますが、正式名称は
禅林寺(ぜんりんじ)といいます。
空海の高弟の真紹僧都が
歌人・文人であった藤原関雄の
邸宅跡を買い取り、寺院にしました。
当初は真言宗寺院として出発したのですが、
中興の祖とされる永観(1033年 – 1111年)の
頃から浄土教色が強まっています。
永観は日課の一万遍の念仏を欠かさず、
50歳の永観が日課の念仏を唱えつつ、
阿弥陀如来の周囲を行道していたところ、
阿弥陀如来が須弥壇から下り、
永観と一緒に行道を始め、
驚いた永観が歩みを止めると、
阿弥陀如来は振り返って一言、
「永観遅し」と言い、
阿弥陀如来像はそれ以来
首の向きが元に戻らず、
現在も、「みかえり阿弥陀」として
そのままの姿で安置されています。
庭にはイロハモミジなど
3,000本が植えられています。
境内にある放生池の周りの
垣根のような岩に紅葉が映える様は、
「岩垣もみじ」として知られています。
永観堂のおすすめスポット
放生池の周囲に紅葉が集中しています。
放生池ごしに多宝塔を望む場所からは
赤一面の景色になっています。
画像出典:永観堂
放生池の湖面に紅葉が映り、
水が赤く染まっています。
出典:永観堂
永観堂のライトアップ
紅葉の時期には、「秋の寺宝展」が
開催されます。
一度閉門後、暗くなってから再び開門され、
ライトアップが楽しめます。
ライトアップ時の拝観は別料金です。
永観堂の穴場
放生池の傍で見られる
池に映りこむ赤い紅葉と、
悠々と泳ぐ赤い鯉の
コンビネーションが絶妙です。
永観堂拝観の詳細
■通常時(秋の寺宝展以外)
拝観時間:9時~17時(受付は16時まで)
拝観料:600円(小・中・高生は400円)
■秋の寺宝展(重文の特別展示あり)
期間:平成27年11月6日(金)~12月3日(木)
拝観時間:9時~16時(17時閉門)
拝観料:1000円(小・中・高生は400円)
ライトアップ
拝観時間:17時半~20時半(21時に閉門)
拝観料:中学生以上600円
永観堂の紅葉の見ごろの時期は
11月中旬~11月下旬です。
永観堂への交通アクセス
地図
住所:京都府京都市左京区永観堂町48
- JR京都駅から市バス5系統で「南禅寺永観堂道」下車、徒歩3分
- JR京都駅から市バス100系統で「東天王町」下車、徒歩8分
- 地下鉄烏丸線「京都」から、「烏丸御池」にて地下鉄東西線六地蔵方面行き乗り換え、「蹴上」下車、徒歩15分
- 京阪電車「三条」から市バス5系統で「南禅寺永観堂道」下車、徒歩3分
- 京阪電車「神宮丸太町」から市バス204、93系統「東天王町」下車、徒歩8分
駐車場:20台
秋の寺宝展期間中は利用できません。