原油安を背景に、ガソリン価格が下がっていて、
7月21日時点でレギュラーガソリン1L当たりの
全国平均小売価格は143円50銭と、
1年前に比べ15%程度低い水準になっている
というニュースを目にしました。
環状8号線(環8)沿いの
一部のセルフスタンドでは、
120円台になっているところもあるそうで、
ここ数年のガソリンの相場を調べてみました。
過去5年のレギュラーガソリンの相場
過去5年のレギュラーガソリンの価格で、
最安値だったのが、
2010年10月の124.7円です。
2011年4月には145.8円に跳ね上がりますが、
2011年10月には134.7円に。
2012年4月に149.3円に上がった後、
2012年7月に131.6円になり、
その後は多少の上下を繰り返しながら、
右肩上がりに価格が上がり続け、
2014年7月に162円の最高値になっています。
その後、2015年2月に125.5円に急落し、
少し値段があがりながら、
7月21日時点での全国平均小売価格が
143.5円となっています。
15%低い水準というのは、
ここ5年での最高値だった
去年と比べての価格なんですね。
そもそもガソリンは高いのか安いのか?
現在、ガソリン価格が下がっているのは、
原油安が続いているためで、
原油先物相場は、昨年7月に
1バレルあたり100ドルを超えていたのが、
24日のニューヨーク市場で一時、
約4カ月ぶりの安値となる
1バレル=47.72ドルまで下落しています。
2014年7月と現在で、
1バレルが 100ドル以上 ⇒ 47.72ドル
と半額以下になっていて、
一方、国内でのレギュラーガソリンの値段は
1Lあたり 162円 ⇒ 143.5円
と、これまた半額以下に・・なってませんw
ちなみにドルの価格を1年前と比べると
102.78 ⇒ 123.79
とかなり円安になっているので、
原油価格やドルの相場をひっくるめて、
現在のレギュラーガソリンの価格は
果たして妥当なのかどうか。。
まとめ
去年、原油価格もドルも高かったときに
値段を上げないようがんばっていた、
と見ることもできなくもないですけど、
いろいろ比較してみると、
今の値段は高く見えます(^^;