冬になると指先が
かさかさに荒れたり
パックリ割れてしまって、
痛い上、なにをするにも
不便で困ります。
ひび割れやあかぎれの原因と、
効果のあった治療法を
ご紹介します^^
指先のひび割れの原因は?
冬になると起こりやすい
ひびやあかぎれなどの
手肌の荒れは、日常生活を
送るのに不便きわまりありません。
水仕事などの
家事をするのにも困るのは
もちろんのこと、
ガサガサになってしまっている
肌や肌の割れが
ストッキングやニットなどに
引っかかってしまったり、
粉を吹いた肌で
黒っぽい服を触ると
白い粉がついてしまったり。。
また、指先が割れてしまうと、
親指が割れれば、
ケータイのボタンを押すのが
辛くなったり、
利き手の人差し指が割れれば、
スマホの扱いに
困ることもあります。
割れたり、荒れたり、
粉が吹いたりといった
症状の原因は、肌の乾燥で
肌に亀裂が入ってしまって
いることです。
小さな亀裂は肌荒れやひび割れに、
大きな亀裂はあかぎれになります。
乾燥で肌に亀裂が入る理由
肌は、「角質層」と呼ばれる
層になった細胞で
構成されています。
角質層の脂質や水分が
少なくなると、
乾いた大地ひび割れて
細かく千切れたり、
亀裂が入ったりするのと
同じように、
肌の表面が
ひび割れて荒れたり、
さらに乾燥が
深いところまで進むと
角質層の細胞間の溝に沿って
割れてしまい、
あかぎれとなります。
これが、乾燥による
肌荒れの正体です。
肌が乾燥する2つの大きな要因
冬になると下がるものは、
気温と湿度です。
気温が低下すると、
血行が悪くなりがちに
なります。
血行の不良により、
肌細胞に充分な栄養が
行き渡らなくなり、
肌の細胞の
再生スピードが落ちて、
新陳代謝がされにくく
なってしまいます。
体の末端は特に
血行不良になりやすいのです。
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⇒ 体の内側からぽかぽかに
また冬は気温が下がり、
夏場のように
汗をかくことがなくなります。
汗をかくと、毛穴の
中に分泌される皮脂が
一緒に排出されて、
汗と皮脂が混じって
肌を保護してくれる
クリームとなります。
夏場はこれで、
肌がべたつくように
感じることすらありますが、
冬場は、汗が減ることで
このクリームが
少なくなってしまい、
肌の保護機能が低下して、
より乾燥が悪化します。
冬はもともと湿度が低くて
大気が乾燥していて、
肌の潤いが奪われやすく、
冬場の気温の低下により、
新陳代謝の低下や
肌を保護するクリームが
減ってしまうことで
肌自体が乾燥しやすくなり、
冬になると肌荒れが
起こりやすくなるのです。
肌の乾燥を防ぐには?
肌荒れになると
まず思いつくのは、
ハンドクリームを使って
肌荒れ対策をする事かと
思います。
ハンドクリームには、
肌の潤いを保ったり、
乾燥を防ぐ効果が
喧伝されています。
が、ハンドクリームで
肌荒れに効果があれば、
恐らくこのページを
読んでいないかと思います(^^;
私は冬場の指先の手荒れに
悩んでいて、
尿素やケラチナミン、
ビタミンEなど、
肌荒れ効果を謳っている
ハンドクリームをいろいろと
試してみました。
資生堂
尿素10%クリーム
ケラチナミンコーワ
20%尿素配合クリーム 60g
メンターム
薬用メディカルクリームG
また、ひび荒れに効くという
薬や軟膏もいろいろと
試してみました。
池田模範堂
ヒビケア軟膏
メンソレータム
ヒビプロ 液体バンソウ膏
小林製薬 サカムケア
残念ながら私には
どれも効果がありませんでした(^^;
そんな救いようのない
ひび割れ、あかぎれでしたが、
効果があったものが
2種類ありました。
私の肌荒れに効果があった方法2種
ひとつは
馬の油、ソンバーユです。
アマゾンやアットコスメなどの
口コミやレビューで
評判がよくて試してみました。
ソンバーユは肌への
浸透力がいいのでしょうか、
私の場合、使い始めた日から
肌の変化がわかり、
使い続けるうちに
内部にまで滲み込むのか、
肌の質感が変わり、
「蝋」のような
感じとでもいいますか、
独特な透明感が出て、
驚きの効果でした。
手を洗ったり
炊事などで水を使った後、
ハンドクリームは
肌に残っていませんが、
ソンバーユを使い続けて
肌の質感が変わった後は、
残っているのがわかります。
オイルを使ったケアは、
オリーブオイルや
ココナッツオイルなどで
試したことがありますが、
肌の中に残っている感覚は
ソンバーユ独特のものです。
ソンバーユは、
馬から取れる油です。
自然のもので、
気温が下がると固まって
固くなります。
でも、体温程度で
簡単に柔らかくなり、
肌に塗りやすい
テクスチャーです。
塗ると落ち着くまで
しばらくべたつきます。
無香料ですが、使ううちに、
ちょっと独特な
素材臭がしてきます。
これは開封後の油の酸化で
臭ってくるそうで、
気になる場合は、
冷蔵庫で保管すれば
防げるそうです。
液体のソンバーユ液という
ものもあります。
液体で肌に伸ばしやすく、
1滴ずつ取り出せて
清潔でいいのですが、
固形のものの方が、
肌の中に残る感じが強く、
私の肌荒れには、
固形のソンバーユのほうが
効果がありました。
似たような質感のもので、
評判のよかった植物性の、
ロクシタンのシアの
ハンドクリームや、
石油を精製した
白色ヴァセリンも
試しましたが、
植物性のシアバターや
石油由来のワセリンと比べると、
ソンバーユは肌なじみがいいです、
動物性のせいでしょうか。
私のソンバーユの使い方ですが、
睡眠前にたっぷりめに
手指に塗りこんだ後、
薄手の綿の手袋をして
眠っています。
手袋は、100均のもので
十分です^^
こうすると、
たっぷり塗ったソンバーユが、
朝にはすっかり
肌に滲みこんでいて、
指先をこすりあわせると
かさかさと音がしたり、
白い粉が舞うほどの
乾燥肌でしたが、
つるんとした肌質に
なっています。
馬油として
販売されているもので、
成分をみてみると、
馬油以外にいろいろな
成分が配合されている
ハンドクリームのようなものが
けっこうあります。
「薬師堂」の馬油が
純粋な馬の油でできています。
もうひとつ、
効果があったのが、
グリセリンです。
⇒ グリセリン
ソンバーユが沁み込んでいても、
炊事後はやはり
指先がかさつきやすく、
水分が飛んで肌が乾くと、
ぱっくり割れにつながりそうな
小さな縦ジワが現れます。
炊事後の指先の乾燥対策に、
ソンバーユではべたつきが
落ち着くのに時間がかかり、
すぐにはほかのことをしたり
スマホをいじったりできません。
小さな縦ジワが
さらに悪化する前に
解消できるいい手がないかと
探しているうちに、
グリセリンを
ひび割れやあかぎれの
荒れている部分に
つけると治りが早い、
というレビュー・口コミを
みつけました。
グリセリンは、
植物油から採取できる
アルコールの一種で、
石けんを作るときの
副産物でもあります。
グリセリンは水に溶け、
水分を引き寄せる
性質があるので、
化粧品の原料として
広く利用されてます。
手作り化粧品を
作る際の保湿成分としても
お馴染みの素材で、
私もよく利用しています。
この、薄めて使っていた
グリセリンの原液を
そのまま使うことに驚きましたが、
まだ水分が残っている指先に
グリセリンを少量
馴染ませるようにしたら、
肌が乾いてもかさつかず、
ぱっくり割れにつながりそうな
縦ジワがでなくなりました。
グリセリンは、
一時的に水分を保持するだけで
肌に水分を与えないそうですし、
乾いた肌に使うと
肌の水分を引き寄せて
しまうそうなので、
使い方には要注意です。
ひび割れ・あかぎれ対策のまとめ
私の手荒れは、
水仕事のあとなどの
湿っている指先に
グリセリンを塗り、
毎晩ソンバーユを
塗りこむことで
改善されました。
ドラッグストアなどで
よくみかける
薬やハンドクリームが
効かないという方、
ご参考まで^^
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