乳癌のしこりの特徴、どんな大きさや硬さ、位置なの?

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女性

女性は20人に1人の割合で
乳癌にかかるといわれています。

日々のセルフチェックで
乳癌の早期発見をしましょう!

乳癌の早期発見って何?

30歳~65歳の女性の死亡原因で
1位になっている乳癌。

女性なら他人事ではありませんね。

乳癌の臨床病期(ステージ)
というものがあります。

乳がんの病期分類

0期 非浸潤がんといわれる乳管内にとどまっているがん、または乳頭部に発症するパジェット病(皮膚にできるがんの一種)で、極めて早期の乳がん
I期 しこりの大きさが 2cm 以下で、リンパ節や別の臓器には転移していない
IIA期 しこりの大きさが 2cm 以下で、わきの下のリンパ節に転移があり、そのリンパ節は周囲の組織に固定されず可動性がある。
または、しこりの大きさが 2 ~ 5cm で、リンパ節や別の臓器への転移がない
IIB期 しこりの大きさが 2 ~ 5cm で、わきの下のリンパ節に転移があり、そのリンパ節は周囲の組織に固定されずに可動性がある。
または、しこりの大きさが 5cm を超えるが、リンパ節や別の臓器への転移がない
IIIA期 しこりの大きさが 5cm 以下で、わきの下のリンパ節に転移があり、そのリンパ節は周辺の組織に固定されている状態、またはリンパ節が互いに癒着している状態、またはわきの下のリンパ節転移がなく胸骨の内側のリンパ節に転移がある。
あるいは、しこりの大きさが 5cm 以上で、わきの下または胸骨の内側のリンパ節への転移がある
IIIB期 しこりの大きさやリンパ節への転移の有無に関わらず、皮膚にしこりが顔を出したり、崩れたり、むくんでいるような状態。
炎症性乳がんもこの病期から含まれる
IIIC期 しこりの大きさに関わらず、わきの下のリンパ節と胸骨の内側のリンパ節の両方に転移のある、または鎖骨の上下にあるリンパ節に転移がある
IV期 別の臓器に転移している。乳がんの転移しやすい臓器:骨、肺、肝臓、脳など

出典:国立がん研究センターがん情報サービス

大きさが2cm以内のI期(ステージ1)の
ガンであれば、早期治療による
乳癌の生存率は99%といわれています。

また、2期までの乳がんであれば、
乳房の温存療法も可能です。

とにかく乳癌は早期発見、早期治療と
言われているのはこのためなんですね。

乳癌を早期発見する方法は?

あまりにも小さいしこりは、
触診でも、超音波診断(エコー検査)などでも
みつけることはできません。

1cmくらいになったものは、
触診で発見できるようになってきますが、
バストのサイズによっては
みつけにくいこともあります。

2cmほどになってくると、
大概の方がしこりを確認できます。

この、サイズが2cm以内の、
まだ小さなしこりを
見つける方法が、触診です。

女性の体は、生理や排卵期、
閉経後でも、ホルモンの変化で
日々変化しています。

そんな自分の体を、
日々、自分で触ってみることで
変化を感じ取ることができます。

乳癌の早期発見には、
自分で乳房に触れて触診することで
しこりの有無を確認するようにします。

触診の方法は簡単なので、
セルフチェックを習慣にしたいですね。

乳癌ができやすい位置

乳がんでしこりができやすい場所は、
乳房の

  • 外側の上部
  • 内側の上部
  • 外側の下部
  • 内側の下部
  • 中心部

です。

この位置の辺りにしこりがないか
実際に触れて確かめてみましょう。

胸の触診の方法

仰向けに寝て確認すると
わかりやすいです。

寝る前や起きたときに
チェックするようにすると
毎日の習慣になっていいですね。

また、お風呂に入って体を洗うときに、
体に泡立てた石けんがついていると
手が滑りやすくて確認しやすいので、
お風呂でチェックするのもおすすめです。

まずは右胸のチェック方法です。

(左右どちらから始めても大丈夫です^^)

右腕を上げて、
左手で右の乳房をチェックします。

乳首からスタートして、
指の腹を使って、
「の」の字を書くように
渦巻状に動かしていき、
乳房の外側まで広げていって、
しこりがあるかどうかを確認します。

続いて、親指以外の4本の指で
乳房を縦方向・横方向にまんべんなく
触ってみてしこりを確認します。

右腕を降ろして、
左手を右の脇の下にいれて
しこりがあるか確認します。

左胸も同じように確認してみましょう。

乳癌のしこりってどんなもの?

体の中に、コリコリとした、
指先でつまめるような
「かたまり」がある感じです。

表面がデコボコしていて、
しこりとそれ以外の部分の境目が
はっきりしていません。

硬さや形で良性か悪性かの判断は
できません。

また、乳癌は痛みはありません。

しこりのようなものがあるようでしたら、
次の健康診断などをまたず、
専門医を受診するようにしましょう。





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