父が友人達とお茶をしていて、
メンバーの一人が、いつもと違って
ろれつが回りにくくなっていたそうなんです。
脳梗塞とかじゃないのか?という話になり、
病院に行ってみたら、軽い脳梗塞だったそうです。
脳梗塞の前兆で、
ろれつが回りにくくなるとか、
手足がしびれることがある、
なんて聞いたことがあるのですが、
どのような症状をチェックしておけばいいのか、
予防法はどうすればいいのか、調べてみました。
脳梗塞とは
脳の血管が細くなったり、詰まったりなど、
何らかの原因で脳の血のめぐりが低下し、
脳に酸素や栄養が送られなくなり、
その状態がある程度の時間続いた結果、
その部位の脳組織が壊死(えし)、
梗塞してしまった事を脳梗塞といいます。
脳梗塞の症状や程度は、
障害を受けた脳の場所と範囲によって異なり、
詰まる血管の太さやその詰まり方によって
- 脳の細い血管が詰まって起こる「ラクナ梗塞」
- 動脈硬化(アテローム硬化)で狭くなった
太い血管が詰まって起こる「アテローム血栓性脳梗塞」 - 心臓にできた血栓が血流に乗って脳まで運ばれ
脳の太い血管を詰まらせる「心原性脳塞栓症」
の3つのタイプに分けられます。
脳梗塞の前兆の症状をチェック
体の症状では、
半身の手足が動かしにくい・しびれる
(食事中に箸がうまく使えなかったり茶碗を落とす、
足がもつれれる、つまずく)
会話での特徴では、
ろれつが回りにくくしゃべりにくい
(口から食べ物をこぼす、
思っていることが口に出せない)
視力関連では、
めまいがする、片方の目が急に見えなくなる
などと言ういつもと違う症状に気付いた時は、
脳梗塞が疑わしいので、すぐに病院へ。
脳梗塞が起こりやすい時間・時期
血液中の水分が足りなくなって
血液がドロドロしてしまうことが
脳梗塞につながります。
そのため、寝ている間に血圧が下がって
血液の流れが悪くなっている朝方や、
汗をかいたりして脱水となり、
脳の血管を流れる血液が濃くなる夏季に
特に脳梗塞が起こりやすいです。
脳梗塞の予防方法
脳梗塞になりやすいのは、
高血圧、高脂血症、糖尿病、多血症、心臓病などの
俗に言う生活習慣病を患っている人で、
脳梗塞も、生活習慣病のひとつと言われています。
脳梗塞は、痛みなどの予兆もなく、
突然に起こるのが最大の特徴で、
脳梗塞の予防法方は、
生活習慣病の予防対策としてよく挙げられる、
・食生活の改善
・適正体重をキープする
・適度な運動
などで日ごろから予防対策をしていく必要があります。
また、脳梗塞にならないようにするには、
血液がドロドロになってしまっているのを、
血液サラサラを目指すことです。
夏場には、熱中症対策をしっかりして、
1時間おきに200~300mlの水分を摂り、
寝る前にも水分を摂って、
室内をクーラーなどで適度な温度にして
体が脱水状態にならないようにします。
梅干やレモンなどのすっぱい食べ物に
含まれているクエン酸は、
その化合物であるクエン酸ナトリウムが、
輸血の際など、血液が凝固すると
困る場合の薬剤として使われることからも
分かるように、血液が固まって
ドロドロになる反応を妨げる働きがあります。
⇒ 水分を摂取するときに入れて飲みたいすっぱいシークワーサー
青背のマグロ、ブリ、サバ、サンマ、
イワシなどの魚が含んでいるEPAやDHAは、
コレステロールや中性脂肪を減らしたり、
血液が凝固するのを防ぎ血栓を予防する効果があり、
動脈硬化を予防する作用があることが判明していて、
脳梗塞の予防に効果があるといわれています。
納豆に含まれるナットウキナーゼの酵素は、
血管をつまらせる原因となる血栓(血液の塊)を
溶かす作用があります。
魚の蛋白質のタウリンと言う成分には
血圧を下げたり、コレステロールを
排泄したりする作用があり、
タウリンの多い食物としてはアワビ、スルメイカ、
ズワイガニ、タコ、アサリ、カキなどがあります。
米、麦などの胚芽や大豆、ごまなどの種子に
多く含まれているビタミンEには、
動脈硬化を促進し、血管に血栓が生じさせやすくする
過酸化脂質の発生を予防したり、
動脈硬化を防ぐ善玉コレステロールを
増やす働きがあります。
脳梗塞は、一度発症すると、
10年間で5割が再発すると言われており、
後遺症が残ったり、
リハビリが必要になってしまうことも><
再発予防には、血液中の血小板に働いて、
血管の中で血栓が出来るのを防いでくれる
抗血小板剤の薬の服用をしつつ、
予防方法と同様に、高血圧や糖尿病などの
生活習慣病をコントロールしていくことになります。
食生活や適度な運動で体調を整えつつ、
血液をサラサラにしてくれる効果がある成分を
積極的に摂り、生活習慣病を治して、
脳梗塞の発症自体を防ぎたいですね^^