母がずっと、
咳と痰が止まらないのです。
病院で診察してもらったら、
特に原因は特定されず、
抗生物質を処方して
もらいました。
咳が1日中止まらないとか、
呼吸が苦しくなるというレベルだと
喘息なんだそうです。
喘息だとしたらこちら。
⇒ 喘息の改善方法
母の咳はそれほど
酷いものではなく、
まずは処方してもらった
抗生物質を飲んでみました。
でも咳と痰には効果がなく、
ずっと飲み続けるのも
抵抗があるので、
咳止めの民間療法を
試してみることにしました。
私が知っているのは
ハチミツ大根でしたが、
調べてみたら、
他にもいっぱいありました。
目次
咳止め効果があるといわれる民間療法
1.ハチミツ大根
これは私がいつもやる
民間療法です。
大根の酵素の
アミラーゼ・リパーゼ・
プロテアーゼが持っている
炎症を鎮める作用と、
ハチミツに含まれる
グルコースオキシダーゼ(グルコン酸)
という酵素が空気に触れると発生する
過酸化水素(オキシドール)の殺菌作用を
利用します。
※1歳未満の乳児には
ハチミツを与えてはいけません。
いちょう切りにした大根に
たっぷりのハチミツを
かけてしばらくおくと、
大根からエキスが
でてきてしゃばしゃばな
液体がたまります。
これをそのままなめたり、
お湯に溶かして飲んだりします。
でも、これが効くのは、
コンコン!と途切れず、
呼吸困難にも
なりかねないような
空咳の時ですね。
ちょっと余談でハチミツなんですけど、
ハチミツが喉に刺激になって、
ハチミツ大根で咳が出ることがあります。
ハチミツには、
「ハチミツ」と「純粋ハチミツ」があり、
ハチミツの方は水あめなどが
混ぜてあるから価格が安い、
なんて噂をききまして、
普段は近所のスーパーで売っている
大瓶で安い中国産の
ハチミツを使っているのですが、
咳対策でちょっと奮発して、
300gで1000円くらいの
「純粋ハチミツ」を使って
違いを比べてみました。
私はハチミツは好きなんですが、
クセがあるのが苦手で、
いつもクセがなくてまろやかな
アカシアのハチミツを選んでいます。
奮発してみたのはこちらw
サクラ印 贅沢蜂蜜 ハンガリー産 純粋アカシアはちみつ 300g
奮発したことによる
プラシーボ効果も否めませんがw
「ハチミツ」だと甘ったるくて
喉にハチミツの刺激を感じ、
「純粋ハチミツ」は
まろやかな甘みでスッと溶けて、
喉に優しく刺激がありません。
ハチミツで喉に刺激を感じるようでしたら、
使っているハチミツを確認してみて、
もし「ハチミツ」なようでしたら、
ハチミツ大根作りには
「純粋ハチミツ」を検討してみても
いいかもしれません。
ハチミツは規格がしっかりしていなくて、
混ざり物が入っているハチミツも
「純粋ハチミツ」を名乗れたり、
成分表示にハチミツ以外のものが
明記されていなかったりして、
純粋かどうか簡単には
確認できないようです。
信頼の置ける養蜂家さんの
蜂蜜を使うとか、
ちょっとお高いですけど、
CMなどでもみかける
山田養蜂場のハチミツは
純粋で非加熱の生ハチミツを謳ってます。
私が選んだサクラ印の
ハンガリー産のハチミツは、
純粋で、加熱処理している
クオリティのようです(未確認)
2.タマネギハチミツ
ハチミツ大根の
タマネギバージョン。
タマネギをみじん切りにし、
ハチミツをかぶるくらいかけ、
好みでレモンを加えてもOKで、
でてきた汁をなめたり飲んだり。
空咳がでるときに、
アメリカでポピュラーな
方法だそうです。
タマネギはなんと、
摂取せずに
そばにおいておくだけでも
いいそうで、
↓こんな手法も発見。
3.切ったタマネギを置いておく
玉ねぎの皮をむき、
2つに切って
お皿などに入れ、
咳が出ている人の
枕元に置いておく。
部屋がタマネギ臭く
なってしまうので、
やってみるかどうかは
母と相談ですねw
どちらも、
玉ねぎに含まれている
硫化アリルという
成分を利用していて、
硫化アリルは、
たまねぎやにんにくに含まれる
独特の刺激臭(香気成分)や
辛味の成分で
神経の鎮静化・不眠症の
改善が期待でき、
身体を温めて発汗を
うながす作用もあるため、
風邪や発熱のときにも
効果的だそうです。
4.レンコンのすりおろし
レンコンに含まれている
タンニンに、
リンパ球の機能を高め
免疫力をアップさせたり、
タンパク質を変化させ組織や
血管を縮める収れん作用や、
炎症を改善する作用が
あるそうです。
レンコンをすりおろして、
繊維の部分を取り除いて、
1回にスプーン1~2杯、
汁を飲みます。
痰の絡む咳に効くとのこと。
5.オオバコ
オオバコって、
以前はどこでもみかけましたが、
残念ながら最近は
近所ではみかけません。
⇒ オオバコの画像
このオオバコを
根ごと2株を掘り取って洗い、
陰干しにしたあと、
コップ5杯の水で、
半量になるまで煮つめ、
1日数回に分けて飲みます。
オオバコは漢方としても
使われているそうです。
6.パイナップルジュース飲む
パイナップルに
含まれている
プロメラインという
酵素成分が
抗炎症やバクテリアを
消滅させるなどの
効果を持っているそうで、
痰を出にくくしたり、
喉を潤す効果があり、
ドイツやアメリカでは
プロメラインのサプリなども
売られているほど。
酵素が入ってないと
意味がないので、
濃縮還元ジュースや
熱処理されていて
酵素作用がなくなっている
缶詰ではだめで、
ストレートの100%ジュースが
いいらしいです。
7.梅干の黒焼き
梅干の抗菌作用や
発汗作用を利用。
梅干し2個を
金網やオーブントースター、
フライパンなどで
黒く焼き色がつくまで焼き、
湯のみに移し、
熱湯を注いで熱いうちに飲む。
好みで黒砂糖やハチミツを
加えてもOK。
エキスを飲むだけでなく
梅も食べます。
こちらの梅肉エキスの
レビューに、咳に効いた
というものがあります。
⇒ 梅肉エキスのレビュー・口コミ
8.かりん
洋ナシのような形の
いい香りの実がなるかりん。
砂糖やハチミツで
甘くつけたり、
お酒に漬けることで、
かりんに含まれている
アミグダリンという成分が
加水分解されて
ベンズアルデヒドという
成分に変化します。
このベンズアルデヒドには
抗炎症作用があり、
咳止めや風邪の予防、
のどの痛みをやわらげると
言われています。
私が子供の頃、
庭にあったカリンで
母が作ってくれたカリン酒を、
風邪っぽいときや
喉が痛いときに飲み、
症状が改善した記憶があります。
今は引っ越してしまって
カリンが手に入らなくなり、
カリン酒を作らなくなって久しいです。
そんな話をしながら、
母の咳にかりんを試してみることに
しました。
かりんエキスとなっていますが、
使われているのは
かりんの親戚のマルメロです。
甘いシロップで、
薄めて飲むのですが、
冷たい水だと刺激が強くて
咳がひどくなるので、
お湯割で飲みました。
のどや体も温まりますし、
かなり咳の症状がやわらぎ、
これの効果かどうかは
はっきりとはわかりませんが、
1本飲み終える頃には
母の咳も治まりました。
9.ヴィックスヴェポラッブ
民間療法ではありませんが(^^;
子供の頃からお世話になっています。
胸・背中・喉に塗るのが
スタンダードですが、
足の裏に塗る説、
鼻づまりのときは
鼻の下に塗る説、
花粉症の時には
鼻の穴の中に塗る説などあり、
このあたりは
民間療法っぽいですw
この、謎の不思議な名前は、
原産国がインドとのことなので、
そちらの言葉のようです。
原材料は、
dL-カンフル 5.26g、
テレビン油 4.68g
L=メントール 2.82g
ユーカリ油 1.33g
ニクズク油 0.69g
杉葉油 0.44g
添加物:チモール、ワセリン
胸や背中に塗ると
揮発した成分を吸い込み、
すぅ~~として
呼吸が楽になります。
10.うがいをする
冷たい水ではなく、
ぬるま湯やお茶を使う。
お茶は殺菌効果があるのでお勧め。
番外編(私の咳の場合)
私も咳が始まると
なかなか治まらないのですが、
私の場合は、
ハチミツ大根を一日に数回と、
寝る時のヴィックスヴェポラッブ、
さらに喉を温めると
咳が治まる傾向があるので、
暖かい時期ならタオル、
寒い時期はマフラーを
首に巻いて
寝るようにしています。
まとめ
咳止めの薬が
いろいろ出ていますが、
あまり薬を飲みたくないですし、
飲んで咳が止まるならば
窮余の策ともなりえますが、
母や私の場合、
飲んでもきいたためしが
ないような(^^;
同じく咳止めの飴も
いろいろ出ていますが、
こちらもなんだか気休め?で、
舐めすぎで
舌が荒れてしまったことも
ありましたw
昔から伝わる民間療法で
みなさんの咳が
止まりますように(-人-)