新型ノロウィルスの集団感染が
各地で発生しています。
8月に発生した情報をまとめています。
8月の新型ノロウィルスの集団感染
今年の2月からは、これまでの
「GII.4」ではなく、「GII.17」という
新型ノロウィルスが広まっています。
この新型ノロウィルスは、
遺伝子型が変異していて、
過去にノロに感染して
免疫を持っている人でも
免疫の効果がないそうです。
ノロウィルスの集団感染が
8月中に3件起こった静岡県では、
ノロウイルス食中毒警報(第1号)が
発表されていますが、
静岡県によると、少なくとも過去5年間、
8月にはノロウイルス食中毒は
発生していないそうです。
新型ノロウィルスに変異していることが
夏に集団感染が発症していることの
原因なのでしょうか。。
熊本県熊本市(8月3日)
熊本市の保育園児、77人が食中毒症状 7人からノロウイルス
熊本市は3日、同市東区の私立保育園に通う0~6歳の園児77人が嘔吐(おうと)や発熱などの症状を訴え、うち7人からノロウイルスを検出したと発表した。6歳の男児1人が一時入院したが2日に退院し現在、全員が快方に向かっているという。市食品保健課によると、園児たちは7月27日~8月1日にかけて発症。市は園内で調理した給食が原因と断定したが、食べた日時は特定できていないという。保育園は3日から給食の提供を自粛している。
=2015/08/04付 西日本新聞朝刊=
千葉県柏市(8月22日)
柏のホテルで食中毒
柏市保健所は22日、ザ・クレストホテル柏(同市末広町)の和食と洋食の宴会厨房(ちゅうぼう)を同日から3日間営業停止とした。同保健所によると、15日昼に同ホテルで食事をした、8人のグループのうちの10~70代の男女7人が吐き気などの食中毒症状を訴え、調べたところノロウイルスによる集団食中毒と分かった。全員症状は軽く、回復に向かっているという。
7人は刺し身やデザートなど、和洋2カ所の厨房で調理された料理を食べていた。同ホテルの他の飲食部門は営業できる。
柏市の発表はこちらです。
⇒ 食中毒発生・違反食品措置状況
静岡県静岡市(8月28日)
<食中毒>静岡で9人からノロウイルス検出
静岡市は28日、葵区の飲食店「入船鮨両替町店」で提供したすしなどを食べた男女107人が、下痢や嘔吐(おうと)などの食中毒症状を訴え、うち9人からノロウイルスを検出したと発表した。一時入院の70代女性1人も含め全員快方に向かっている。市は今月25日から同店を営業停止処分とした。市保健所によると、発症者は静岡県のほか神奈川、埼玉、愛知県の3~82歳。8月21~24日に調理されたすしや焼き物、揚げ物を食べていた。
静岡県でノロウイルス食中毒警報(第1号)を発表
静岡県では、8月中に3件の
ノロウィルスによる食中毒が
発生したことで、今年初めての
ノロウイルス食中毒警報を発表しています。
ノロ食中毒で早くも警報 静岡県
静岡県は1日、8月の一カ月間に県内でノロウイルスによる食中毒が3件発生したことを受け、今年初めてのノロウイルス食中毒警報を発表した。県衛生課によると、ノロウイルスによる食中毒が増えるのは例年11月以降で、9月に警報を出すのは異例。7日まで継続する。
同課によると、県内では少なくとも過去5年間、8月にはノロウイルス食中毒が発生していない。
今年の8月は、ノロウイルスを含む感染性胃腸炎全体の患者数も前年を上回っていて、県内89の医療機関での定点観測によると、17~23日に確認された患者数は1医療機関当たり平均3・36人と、前年同期の約1・2倍に上った。◇食中毒130人に 静岡のすし店
静岡市葵区のすし店の食事が原因とみられる集団食中毒で、市保健所は1日、同店の従業員8人からノロウイルスが検出されたと発表した。近隣の系列店の客2人も食中毒を発症したことを確認し、患者数は2店舗で8月21~24日に食事をした130人となった。
ノロウイルスが検出された従業員の一部が系列店でも勤務していたほか、両店舗の従業員が同じ場所で着替えをしていたことなどから、市保健所は同じウイルスが広がった可能性があるとみて調査を続けている。仕入れや食事の提供は2店舗で別々に行っているという。
市保健所は9月1日から系列店も当分の間、営業禁止とした。◇旅館で12人食中毒 熱海
県熱海保健所は1日、熱海市中央町の旅館で食事をした29~44歳の宿泊客12人が食中毒症状を訴え、患者や調理担当者の便からノロウイルスが検出されたと発表した。同日から当分の間、調理部門の営業を禁止とした。