ノロウィルスには
どういった経路で
感染してしまうのでしょうか?
注意すべきポイントや
予防対策をまとめました。
ノロウィルスの恐るべき威力
ノロウイルスは、
ほんの数個~数百個が、
私達の口に入ったら、
小腸で、24~48時間の
潜伏期間の間に
ものすごい数に増殖して、
嘔吐や下痢といった
ノロウィルスの症状を
発症てしまうほど
感染力が強いのです。
ノロウィルスの感染者は、
嘔吐や下痢をすることで、
体内に大量にある
ノロウィルスを
大概に排出しようと
しているので、感染者の
吐しゃ物(ゲロ)や
ウンチには、
ものすごい数の
ノロウィルスが
含まれています。
衛生環境研究所の調査では、
多くの患者のふん便
1g中に約20億個、
おう吐物1g中に
約2000万個の
ノロウィルスが
確認されています。
しかもそのノロウィルスは、
感染者の嘔吐や下痢の
症状が消えた後も1週間、
時には1ヶ月ほど
排出されていることがあります。
ノロウィルスは、
生存力が強く、
私達が普通に暮らしている
環境だったら、
乾燥や高温・低温に耐え、
10日ほど生き続けます。
ノロウィルスの感染の可能性
ノロウィルスのサイズは、
直径30~38nmです。
(ナノメーター)
1nm = 0.000001mmなので、
非常に微細で、
周囲に飛散する可能性が
高いです。
ノロウィルスは、
感染者の小腸などの
消化管で増殖しているので、
呼吸や唾液などと一緒に
ノロウイルスが
吐き出される可能性は
低いです。
吐しゃ物からの感染経路
ノロウィルスが
大量に含まれている
感染者の吐しゃ物の
飛沫の殺菌処理が
きちんとされて
いなかったりすると、
生きているノロウィルスを
含んでいる吐しゃ物が
乾燥して舞い上がり、
空気中を漂っている
ことがあります。
このノロウィルスを
吸い込むことで
空気感染する
可能性はあります。
ノロウィルス感染者の
家族や介護をする人は、
感染者の嘔吐物の
殺菌消毒に十分に
注意する必要があります。
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トイレからの感染経路
下痢の際の、
トイレの飛沫も同様です。
トイレを流すときに
フタを開けたまま
水を流すと、
水の飛沫は2m近くも
撥ね上がるそうです。
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感染者が下痢をした後に
トイレの水を流すことで、
ノロウィルスが
含まれている飛沫が撥ね、
空中に漂う可能性があります。
学校や職場に
ノロウィルスから
回復した人がいる場合、
前述したように、
ノロウィルスは、
感染者の嘔吐や下痢の
症状が消えた後も、
1週間程度、時には1ヶ月ほど
排出されていることがあり、
トイレからの飛沫を経由して
感染する可能性があります。
ノロの感染を防ぐには?
通勤や通学、買い物などで
人が沢山いるところに行くと、
ノロウィルス感染者の
吐しゃ物や下痢の飛沫が
舞い上がったものが
知らぬ内に手や体、
服などについてしまう
こともあります。
ノロウィルスは、
ワクチンや治療法が
ありません。
心配ではありますが、
ノロウィルスが
付着している手で
ものを食べることで
口に入る可能性が高く、
手は、きちんと洗うことで
ノロを洗い落とすことができますし、
ノロウィルス対策に
効果のある成分を摂ることで
予防対策することもできます。
別記事にまとめていますので、
そちらもご参照ください。
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