インフルエンザワクチンの内容が
3種類から4種類に増えたことと、
消費税率が8%に上がったことで
ワクチン接種料金が
アップしています><
インフルエンザワクチンが4価になった
厚生労働省の「4価ワクチンについて」
という資料によると、
これまでのインフルエンザワクチンには
A/H1N1pdm09、A/H3N2、B型の
3種類が含まれていました。
B型インフルエンザには、
「山形系統」と「ビクトリア系統」と
呼ばれる2つのタイプがあります。
これまでは、両方が同時に
流行することが少なかったため、
シーズン前にどちらが流行するかを予測し、
一方だけをワクチンに入れていました。
ところが、近年の
インフルエンザの流行は、
A(H1N1)pdm09、A(H3N2)に加えて
B型の、山形系統とビクトリア系統の
混合流行が続いているのだそうです。
WHOでは、2013年シーズンから
4価ワクチン向けに、
B型2系統のワクチン株の
利用を推奨しています。
また、アメリカでは
2013年シーズンから
4価ワクチンが製造承認されています。
このように、世界の
インフルエンザワクチンの動向は
4価ワクチンへと移行してきています。
このことから、日本でも、
2015年シーズンから、
インフルエンザの予防接種が
4価ワクチンに改良されています。
2015年に日本で使われる4種類は、
A型株
A/カリフォルニア/7/2009 (X-179A) (H1N1)pdm09
A/スイス/9715293/2013 (NIB-88) (H3N2)
B型株
B/プーケット/3073/2013 (山形系統)
B/テキサス/2/2013 (ビクトリア系統)
となっています。
4価+消費税8%で価格が上昇
4種類のワクチンになったことで、
獲得できる免疫の種類が
増えているのはいいのですが、
ちょっと困ったこともあります。
3価から4価に増えたことで、
ワクチンの納入価格が
1.5倍になったそうなんです。
さらに消費税が8%に
アップしたこともあり、
2015年は、ワクチンの値段が
かなり上がってしまったのです(^^;
予防接種は、健康な人が
受けるものなので、保険適用外です。
保険診療は点数が決まっていますが、
保険適用外の予防接種は、
各医療機関が費用を決められるように
なっています。
3価だった昨年は、
インフルエンザワクチンの
接種1回あたりの料金は、
2,500円程度(およそ2,000~4,000円)でした。
今年の予防接種料金の相場は、
3,000円前後になっています。
価格の違いと内容の違い
ちなみに、ワクチンですが、
価格が違っていても、
どこも基本的には同じワクチンです。
高いからといって
良いワクチンを使っているわけでは
ありません。
同じ商品でも、スーパーや商店、
デパートなど、
販売しているお店によって
値段が違っているように、
保険適用外の予防接種料金も、
病院や診療所、クリニックによって
違っているのです。
けっこう価格にバラつきがあるので、
接種を受ける前に、問い合わせてみたり、
インターネットで検索するなどして、
価格を比較してみた方がよさそうです。