ゆずってけっこう
苦味やエグミがありますが、
爽やかで苦くない
ゆずジャムの
簡単なレシピです^^
冬至の柚子
冬至とは、一年のうちで
一番昼の時間が短い日です。
冬至にかぼちゃを食べ、
柚子湯に入ると
風邪を引きにくくなったり
長生きする・・なんて
言われていまして、
なんとなく毎年恒例で
守り続けています。
ご近所さんで、お庭に
柚子の木がある
お宅が数件あり、
冬至用の柚子は、
毎年おすそ分けを
いただいていてます。
柚子は虫が
つきにくかったり、
病気になりにく
かったりして、
どこのお家でも
完全無農薬栽培!
皮まで安心して
使えます^^
今年は豊作なのでしょうか、
こんなにたくさん
いただいてしまって、
お風呂数回分の量に!
ありがたいですね~^^
冬至のこの時期は、
このぐらいの柚子だと、
スーパーで1個あたり
150円~200円とかの価格で
売られてます。
これだけの数を買ったら。。
(((( ;゚Д゚)))
一部はお風呂に入れて
柚子湯にし、残りは、
無農薬の綺麗な柚子なので、
柚子のジャムに
することにしました。
ゆずジャムの簡単レシピ
柚子は、酸味や苦味、
えぐみが強い果物です。
いい香りのする果汁を
絞って使ったり、
皮の表面をすりおろしたりして
使う分には
そのままでもいいのですが、
食べやすい美味しいジャムに
するとなると、
作り方は簡単なんですけど
ちょっと手間がかかります。
でも手間をかけただけの
手作りならではの
美味しいジャムが作れます^^
苦くないゆずジャムの
レシピです。
<材料>
柚子 1kgぐらい
砂糖 材料の8~9割
水 100cc
砂糖については後ほど。
ゆずジャムを煮るお鍋ですが、
雪平鍋などのアルミ鍋を使うと、
柑橘類に含まれる酸で鍋が黒ずんだり、
ジャムの方も色がにごったり
してしまいます。
柑橘類や梅などの
酸味が強いものをアルミの鍋で煮て、
そのまましばらく入れっぱなしに
しておいたりすると、
酸で腐食してお鍋が
水漏れするようになることも
あるほどです。
ゆずジャム作りには、
ステンレスやホーロー、
ガラスのお鍋がおすすめです。
<作り方>
1.
柚子を洗います。
2.
横に2つに切ります。
柚子は種が
多いんですよね~
でも、この種も
重要な役割がありますので、
取っておいてください。
レモン絞り器で
ユズの果汁を絞ります。
ユズは、思ったほど
果汁は取れませんw
絞りながら薄皮まで
取ってしまいます。
3.
種は一緒に煮るので、
お茶パックなどに
入れておきます。
4.
ワタをスプーンで
こそげ取ります。
この白いワタの部分が
えぐみ・苦味に
なる部分なので、
できる限り白い部分を
取り除いたほうが
美味しくできます。
このワタと呼ばれる
白い部分なんですが、
アンチエイジング効果が
あるといわれている
ポリフェノールという
成分の一種の
ヘスペリジンという物質が
多く含まれています。
ヘスペリジンは、
ビタミンPとも呼ばれています。
ヘスペリジンには、
抗酸化作用があって、
毛細血管をしなやかに
保って血圧を安定させる
働きがあり、
血中コレステロール値の
改善効果、
血流の改善効果、
抗アレルギー作用、
発ガン抑制作用、
高血圧や糖尿病などの
生活習慣病の予防によい
などともいわれています。
その効果が見込まれて、
ヘスペリジンのサプリメントも
あります。
ゆずは、柑橘類の中でも
特にヘスペリジンが豊富で、
それで苦味も強くなっています。
健康面重視の方は、
ワタを残すもよし、
ジャムの苦味やえぐみを
減らすのを重視の方は、
ワタを取り除きましょう^^
私は美味しい柚子ジャム
重視なので、ワタを
できる限り取り除いてます。
5.
ワタを取り除いた皮を
細かく刻んでお鍋に入れ、
ひたひたの水を入れ、
火にかけて、
ぐらぐらと湧いてきたら、
ザルにあけて茹でこぼします。
これを3回繰り返します。
6.
茹でこぼして空になった
お鍋の重さを量っておきます。
お鍋に水気をきった皮と
果汁を入れて重さを量り、
お鍋の重さを引いて、
皮と果汁の重さを量ります。
その重さの8~9割の
お砂糖を入れます。
今回は、皮と果汁で
430gあったので、
お砂糖を370g入れました。
白砂糖やグラニュー糖を
使うと、透明なジャムに
仕上がります。
わが家は通常使っている
きび砂糖で作ったので、
茶色っぽくなります。
ジャムを作る場合、
砂糖は材料と同量か、
1.5倍くらいまで
入れるレシピが多いです。
長期保存を考えたら、
多めに入れた方が
いいようです。
わが家は割とすぐ
食べきってしまいますし、
糖分の摂り過ぎは
心配なので、
少なめにしています。
「甘味」は「うまみ」
でもあります。
糖分の摂取を減らそうと
8割以下でジャムにすると、
あまり美味しくなりません(^^;
お鍋にさらに、
お茶パックに入れた種と
水100ccも入れます。
柑橘類は、果皮や種に
ペクチンという成分が
含まれています。
種をさわると
ちょっとヌルヌルしますよね、
これがペクチンです。
ペクチンとは
食物繊維の一種で、
糖や酸と一緒に加熱されると
水に溶け出して
とろみとなる性質があります。
これを「ゼリー化」といいます。
お茶パックに入れた種は、
ジャムにとろみをつける
役割を果たしてくれます。
7.
柚子のペクチンは強めなので、
じっくり煮込まず、
中火~強火でどんどん煮ます。
アクがけっこうでますが、
強めの火加減で
ぶくぶく泡立てながら煮ると
自然と中央に集まるので、
それを随時引いておきます。
7~8分したら
種のお茶パックを取り除き、
さらに7~8分煮詰めます。
8.
完成です。
完成の見た目の目安は
特にないのですが(^^;
砂糖を入れて
トータルで15分も煮ると、
皮が透明感を持つように
なっています。
この時点ではまだ
けっこうサラッとしてますが、
温度が下がるとトロっと
いいジャム感がでてきます。
9.
ジャムが熱いうちに、
煮沸消毒した瓶に
口切りに入れて
きっちり蓋をして、
瓶を逆さまにして
冷まします。
逆さまにして冷ますと
空気が入らず長持ちします。
冷めた後は冷蔵庫へ。
わが家ではいつも
あっという間に
消費してしまうので、
消費期限は
あいにく不明です(^^;
柚子ジャムの使い方
ヨーグルトに乗せると
美味しいですよね♪
わが家では豆乳ヨーグルトを
作っていて、柚子ジャムを
入れるとエンドレスで
食べられそうになりますw
⇒ 玄米+豆乳ヨーグルト
トーストしたパンにもぴったりです。
わが家は、天然酵母を育てて
手作りのカンパーニュを焼いています。
⇒ 国産小麦粉と天然酵母の手作りパン
柚子ジャムは、
クルミやレーズンともよく合います。
甘さ控え目で食べやすいので、
どどーんと大盛りでw
あとは、ティースプーンに
1~2杯ほどの柚子ジャムを
カップに入れてお湯を注げば、
柚子茶の完成♪
柚子茶は女性に大人気で
よく来客に出してしまうので、
そんなこんなで柚子ジャムは
いつもあっという間に
なくなってしまいますw