玄米+豆乳ヨーグルトと西式生玄米食で健康力アップ!(食べ過ぎ注意)

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玄米を豆乳に投入するだけで
(すみません、ついおやじギャグを。。)
ヨーグルトができてしまうと聞き、
豆乳もヨーグルトも大好きな私は
試してみずにはいられませんでした。

玄米を豆乳に投入して(ぉぃ)、
ぐるぐる混ぜて、24時間もたった頃。。

豆乳は本当にヨーグルトになっていたのでした。

玄米と豆乳でヨーグルトになる仕組み

玄米と豆乳で作るヨーグルトの作り方なんですが、
調べてみると、あれこれ色々。。

たとえばクックパッドだけでも現時点で
玄米豆乳ヨーグルトのレシピが26個あり、
材料や分量、作り方がそれぞれなのです(^^;

⇒ 玄米豆乳ヨーグルトのレシピ(クックパッド)

さらにネット検索してみると、
種菌を作ったり、発芽玄米を使ったり、
玄米のとぎ汁を使ったりなど。。

いろいろ見てみるにつれ、
玄米を豆乳に入れるとなぜ固まるのか
わかってきました。

たんぱく質が、酸性の液体内で
凝固するという性質を利用しています。

たんぱく質を含んでいる豆乳が酸性になれば
ヨーグルトができてしまう、ということなのです。

豆乳をを酸性にするのに、
豆乳内で乳酸菌に乳酸を作ってもらい、
乳酸で豆乳を酸性にします。

乳酸菌は、空気中を漂っていたり、
どこにでもいるので、空気中の乳酸菌を利用すれば、
なにもしなくても、豆乳を放っておけば、
豆乳は勝手にヨーグルトに。。

なることはなるんですけど、
空気中には、乳酸菌以外にも、
悪玉菌や雑菌などいろいろ生息しています。

乳酸菌が活躍し始めると、
乳酸菌で環境が酸性になり、
そうなると、悪玉菌や雑菌は
やっつけられてしまうのです。

そこで、最初に乳酸菌をたっぷり入れ、
また、乳酸菌が活躍できるように
環境を整えて応援します。

乳酸菌は、植物や穀類に
たくさんくっついているのだそうです。

しかも、新芽や、実の部分など、
成長しているところや栄養がある部分に
たくさんいるのだそうです。

なので、豆乳に、植物の新芽の部分や
実を入れれば、乳酸菌がたっぷりになります。

乳酸菌のエサは、糖質です。

豆乳の主成分は、たんぱく質、ビタミン、
ミネラル、炭水化物で、この炭水化物(糖質)が
乳酸菌のエサになります。

玄米は、稲の「実」で、ここには
乳酸菌がたくさんついています。

糖質を含む豆乳に、
乳酸菌がついた玄米をいれることで
乳酸菌の活躍を応援する状況になりますが、
豆乳ヨーグルトができにくい場合は、
さらにオリゴ糖や黒糖などの糖分を入れると、
乳酸菌がエサにしてより活発になるそうです。

玄米を使う理由は、
乳酸菌がたくさんついていることと、
お米のでんぷんの糖質を利用しているようなんです。

でんぷんを利用しているという点では、
種皮や果皮と呼ばれるぬか層で
胚乳(糊粉層・でんぷん)が
くるみこまれている玄米よりも、
たとえば七分づきくらいに精米した
お米を使ったほうが、
乳酸菌がくっついている上、
でんぷん質が露出していて
いいのではないかという気もしたのですが、
乳酸菌は40度くらいが一番活性し、
耐熱温度は、60℃なら30分、
100℃以上なら数秒なので、
精米する際の熱で弱らせてしまうのかも。

玄米に限らず、植物の新芽やらを
豆乳に入れてみて、
いろいろ試してみても面白いかもしれませんね^^

豆乳ヨーグルトの検証をしまくっている、
⇒ すごい研究をされている方をみつけました。

玄米+豆乳ヨーグルトの作り方と継ぎ足し方

ということで、玄米+豆乳ヨーグルトの
根本的な原理は、
乳酸菌がくっついている玄米と、
豆乳を混ぜてしばらく置けばOKらしい、と、
解釈してみました^^

また、『ヨーグルティア』という
5500円くらいする保温機械を使うと
失敗なく作れるとのことですが、

TANICA 【温度調節機能で市販・カスピ海・ケフィアヨーグルト / 納豆・甘酒に対応】 ヨーグルティア スタートセット ピンク YM-1200-NR

まずは玄米で作る豆乳ヨーグルトとやらが
どんなお味か試してみたいですし、
私は日ごろ、自家製手作りパンを作るのに
天然酵母を育てていて、

⇒ 継ぎ足して使っている天然酵母の元種

発酵や失敗にはほとんど抵抗がなかったのでw
まずはなんの道具も使わずに
一番簡単にシンプルに作ってみました。

200ccほどの豆乳をカップに入れて、
大さじ2杯ほどの玄米を入れてかきまぜ、常温で放置。

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気温はだいたい、20~25度前後だったと思います。

24時間もたったころ、豆乳が固まって、
本当に豆乳ヨーグルトになっていました!

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お味のほどは。。美味しいのです^^

豆乳の癖がまったくないまろやか~~な味の、
さらに酸味もなくて、普通のヨーグルトよりも
はるかに食べやすいヨーグルトになっていました!

かなり私の好物系です^^

玄米がヨーグルトの底の方にたまっていて、
この部分には、豆乳をヨーグルト化してくれる
乳酸菌がうじゃうじゃ生息しているらしく、
この部分を残しておき、また豆乳を加えると、
今度はすぐに豆乳ヨーグルトになるとのことで、
200ccほどの豆乳を加えてかきまぜて放置しておくと、
今度は4時間ほどですぐに固まりました。

衛生面的に、食べ残しを継ぐのはよくないかと思い、
もう一度、24時間かけて一から作り直し、
その後は、底の玄米の部分を別にして、
継ぎ足し継ぎ足し、豆乳ヨーグルトを作っています。

できあがったヨーグルトは、
冷蔵庫に入れると活性化のスピードがゆっくりになり、
数日保存できます。

あまり長時間おいておくと、過発酵になり、すが入ったり、
水があがったり、ちょっぴり酸味がでてきてしまいますが、
それでも十分美味しく食べられます。

パンの元種と同様、だんだん菌が強くなって
発酵力があがってきますし、
味もなぜか、そこはかとないフルーティな味になり、
美味しさもアップしてきています。

この玄米+豆乳ヨーグルトなんですが。。
すごい効果を秘めているのです^^

豆乳ヨーグルトの植物性乳酸菌の効果

まずは、乳酸菌と言えばお腹の調子を整える
善玉菌のひとつとして有名で、

  • 便秘を予防する
  • 乳酸や酢酸を作り出し、悪玉菌の働きを弱める
  • ミネラル成分を発酵作用で吸収しやすくする
  • コレステロール値を下げる
  • ビタミンを作り出す

などの働きが期待される菌です。

また、免疫力がアップするとのことで、
新型インフルエンザが流行ったときに、
明治のR-1ヨーグルトやカゴメのラブレが
スーパーやコンビニで
ずっと売り切れになってましたね。

その乳酸菌ですが、動物性と植物性があり、
牛乳から作られているヨーグルトは
動物性乳酸菌が作っていて、
玄米と豆乳から作るヨーグルトは
植物性乳酸菌が作っています。

乳酸菌が生きたまま腸に届く!
なんていう宣伝文句をよく聞きますが。。

動物性乳酸菌は、たんぱく質などを栄養としますが、
植物性乳酸菌は、植物を使うため栄養に乏しく、
しかも、植物が自分を守ろうとして発生させている
タンニンやアルカロイドといった抗菌物質がある環境で
活動しているので、苛酷な環境にも強く、
人体に入っても免疫力を高めるパワーは失われず、
実は動物性よりも植物性の乳酸菌の方が
パワーが上なのです。

美味しくて、体によくて、
いいことづくめの玄米+豆乳ヨーグルト。

更にこんな効果も期待できます!

西式生玄米食を玄米+豆乳ヨーグルトで!

西式健康法という、栄養、食事、断食、運動、呼吸、入浴、
美容、睡眠など、実に幅広い内容ながら非常に簡単で、
誰でも日常生活に取り入れられる健康法があります。

この健康法の食事は粗食で、生野菜をたくさん食べ、
さらに、生の玄米を食べることをすすめています。

玄米はミネラルや食物繊維が豊富で、体によく、
例えば江戸時代に、各地の大名が参勤交代で江戸に上がり、
体面的に白米を食べるようになると、
栄養不足になって脚気になってしまい
それが「江戸病」と呼ばれていたり。。

森鴎外が陸軍の兵食を白米としたことで、
日清戦争では脚気の罹患が深刻な状態になった説も。。

その玄米ですが、生で食べるなんて驚きですが、
玄米は、炊いて食べると、アルファ化して
α澱粉(アルファデンプン)になり、こうなると、
ブドウ糖になって血糖値が上がってしまいます。

ところが生のまま玄米を食べると、
β 澱粉(ベータデンプン)のままで、
小腸でブドウ糖ができず、食後の血糖値は上がらないので、
生玄米食は、糖質OFFや低糖質の食品なのです。

このβ澱粉は小腸を素通りして大腸に入り、
腸内細菌の発酵作用で分解され、
短鎖脂肪酸というものになります。

短鎖脂肪酸は、腸内細菌の餌になったり、
短鎖脂肪酸が生産されると、大腸が刺激され、
腸の蠕動運動が高まり便秘が解消されるのです。

さらに短鎖脂肪酸は大腸粘膜から体内へ吸収されて
エネルギー源にもなるそうで、確かに玄米を生食すると、
少しの量でも妙に腹持ちがよくて、
エネルギー効果を実感します。

ということで、是非とも生で食べたい玄米ですが、
そのままでは硬くて食べられたものではなく、
そこで西式健康法では、ゴマや煮干などの
硬いものを簡単に粉状に粉砕できる
ミルサーという道具などを使って玄米を粉に挽いて、
水と合わせてクリーム状にして食べています。

ミルサーを使わなくても、
フードプロセッサーなどでも玄米を粉砕できそうですが、
玄米で豆乳ヨーグルトを作ると、玄米を粉砕するまでもなく、
玄米がふやけてやわらかくなるので、
そのまま簡単に食べられてしまうのです^^

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私は豆乳ヨーグルトを継ぎ足すときに、
食べる分の玄米も追加して入れて、
玄米と一緒に豆乳ヨーグルトを食べています。

玄米は、精米していないため、
残留農薬の心配があるので、
自然栽培の農法で作られた、
無農薬・無施肥の玄米
を使っています。

自然栽培の玄米は、甘くて味わい深くて
これまた美味しいのです^^

玄米+豆乳ヨーグルトの問題点、食べすぎに注意!!

美味しくていいことずくめの玄米+豆乳ヨーグルトですが、
問題点がひとつあります。

豆乳に含まれているイソフラボンという成分です。

イソフラボンとは、大豆に含まれている
ダイズイン、ゲニスチン、グリシチンなどの成分の総称で、
抗酸化作用で有名なポリフェノール類の仲間です。

イソフラボンは女性ホルモンの
「エストロゲン」という物質に似た働きをし、
肌を美しくしたり、骨からカルシウムが
溶け出すのを抑えたりしてくれるのですが、
摂り過ぎると、ガンにつながる懸念もあるのです。

イソフラボンの1日の摂取量は、75mgが推奨されています。

大豆加工品に含まれているイソフラボンの量ですが、

お豆腐1丁(300g)。。80mg
豆乳1パック(200g)。。41mg
納豆1パック(45g)。。35mg
煮豆 大豆水煮 (30g)。。13mg
油揚げ1枚(30g)。。12mg
きなこ大さじ1(6g)。。10g
味噌汁1杯(20g)。。6mg

煮豆など、大豆をそのまま食べるものと違って、
大豆の加工品は、大豆を大量に使っているので、
例えば、冷奴と納豆とお味噌汁を食べたりすると、
けっこうな量のイソフラボンを摂取しています。

もっともこの、大豆のイソフラボンの
摂取量の目安なんですが、
イソフラボンの成分だけを
サプリメントとして通常の食事に上乗せして
摂取する場合の安全性について検討されたもので、
伝統食「大豆」は、日本人の食生活を
古くから支えてきたもので、
先祖代々、受け継がれてきた長い食経験があり、
歴史的にも大豆食による安全性について
問題が提起されたことはありません。

75mgも、それを超えたからといって
直ちに健康被害に結びつくというものではないですが、
なにごともバランスが大事です。

サプリメントに頼るまでもなく、大豆や大豆加工品から、
1日の中での摂取量に気をつけながら、
イソフラボンを摂取したいものです。

私はお味噌汁が大好きで、1日2杯は飲んでますし、
お豆腐や納豆も好物でよく食べています。

豆乳ヨーグルトも大好きなので、
たくさん作ると作っただけ
ペロっと食べてしまいそうなので、
毎日200ccほどだけ作って、食べるようにしています。

簡単アレンジレシピ

そのままでも美味しいですが、
アーモンドやクルミを細かく刻んで入れたり、
ハチミツやメイプルシロップをいれて
かきまぜてちょっと甘くした上に
無糖のココアをふりかけてティラミス風にしたり。

あと、豆乳ヨーグルトができあがって
冷蔵庫に入れるときに、
一緒に刻んだドライマンゴーを入れておくと、
乾燥しているマンゴーがヨーグルトの水分を吸って
生マンゴーのようになり、これまた美味しいのです^^

カルディのドライマンゴーが美味しくて
常備しているのですが、これをよく入れています。

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