熱伝導のいいアルミの鍋、
「無水鍋」を使って
コンロで焼くパンの
レシピが紹介されている
本です^^
荻山和也さん
パン研究科の竹野豊子さんに
師事し、ヨーロッパで
習得した技術をもとに
独自のパンレシピを
開発されています。
著作も沢山出版されてますが、
⇒ 荻山さんの本一覧
特に、ホームベーカリーで
焼ける様々な種類のパンの
レシピの本を
多数出版されてます。
無水鍋で焼くおいしいパン
私が読んだのはこちら。
60年以上も前から
日本の家庭で
使われ続けている、
無水鍋を使って
焼くパンの本です。
無水鍋は全体がアルミ製で、
しっかり予熱することで
本体はもちろん、
フタも高温になって、
全体から均一に熱が伝わって
オーブンのようになります。
また、密閉性が高く、
鍋の中に水分を閉じ込めて
おけるので、
本格的なパンが焼けるように
なっています。
使われている無水鍋は、
24cmサイズのものが
基本になってますが、
材料の分量と焼き時間を加減して、
20cmサイズの無水鍋でも
焼けるようになっています。
必要な道具
無水鍋でパンを焼くのに
必要な道具は、
無水鍋の底に敷く蒸し板
焼くときにパンを載せる
アルミのお皿
それと、最近のガスコンロは、
空焼き防止の
安全センサーがついていて、
加熱して熱くなりすぎると
自動消化してしまうので、
本の中では、カセットコンロを
使ってパンを焼いています。
無水鍋は全体が
アルミ製なので、
オーブンに入れることが
できます。
コンロを使わずに、
フタをした無水鍋を
オーブンに入れて、
途中でフタを取って
パンを焼くことも出来ます。
パンのレシピ
少量のドライイーストを使って、
冷蔵庫で長時間低温発酵させて
熟成させる基本のハードパン
発酵前にしっかり捏ねて
短時間で膨らませる
リッチなふわふわ生地の
ソフトパン
ピザやナンなど、
無水鍋のフタを
フライパンのようにして
焼くパン
が載っていて、
ちぎりパンや、
小さな型に入れて焼く
山型パンなどもあり、
無水鍋だけで焼いたとは
思えないような
バラエティーに飛んだ
内容になっています。
まとめ
萩野さんが無水鍋で
焼いたパンは、焼き色が美しく、
種類も豊富です。
無水鍋だと、バゲットなどの
細長い形にはできませんが、
電気オーブンやガスオーブン
という選択肢以外に、
無水鍋で焼くのもありだな、
と思える本です。