成田空港に、格安航空会社(LCC)専用の
「第3旅客ターミナルビル」が開業しました。
格安にするために、既存のターミナルビルに比べて
1平方メートル当たりで4割削減したそうなんですけど、
そのニュースをみて、びっくりしてしまいました(@o@
第3旅客ターミナルビル
建設費は約150億円で、
簡素なつくりにしたことで
入居する航空各社が負担する施設使用料は
既存のターミナルビルの半額程度に抑制し、
利用客が支払う施設使用料
も国内線出発(大人)で約14%安く
できているそうなんです。
成田空港の施設利用料
■第1、2旅客ターミナルビル
国内線:大人440円、子ども220円
国際線出発:大人2,090円、子ども1,050円
国際線乗継:大人1,050円、子ども520円
■第3旅客ターミナルビル
国内線:大人380円、子ども190円
国際線出発:大人1,020円、子ども510円
国際線乗継:大人510円、子ども250円
その「簡素なつくり」ということで、
一番驚いたのが、飛行機に乗り込むまでの通路です。
陸上競技のトラックのように色が塗り分けられ、
電光掲示板をなくして経費節減されていながらも
道順がわかりやすくなっているのですが、
ターミナルの外に出た、飛行機⇔ターミナル間は
500mほどあり、徒歩約7分の距離があります。
その部分が、ターミナルの外の部分に、
簡易的な、風や雨を除けることが
できるような衝立が立っている程度の通路で、
その上部と下部は吹き抜けになっていました。
強風や、風を伴う雨、雪やみぞれの時は、
傘や合羽なしでは歩けないようなもので、
しかも通路の幅が狭いところを
トランクやら、カートに載せた荷物、
サーブボードなどを持って歩いているので、
狭くて、傘、させないかもしれません(^^;
冬は吹きっさらしで寒いでしょうし、
夏は暑いでしょうね><
また、駐車場がなく、電車の駅もないので、
これまた500mほど離れている第2ターミナルから
徒歩で移動するか、無料ですが、
運行頻度が5~10分くらいの間隔があり、
一方向の循環で、ちょっと時間がかかってしまう
シャトルバスの出発を待って乗るか、です。
成田空港に乗り入れるLCCは14社あり、
そのうち、ジェットスター・ジャパン、
バニラ・エア、春秋航空日本スプリングジャパン、
チェジュ航空などが第3旅客ターミナルビルに
移っています。
羽田空港のLCCは、国内線がスカイマーク、
エア・ドゥ、ソラシドエア、スターフライヤー、
国際線が、ピーチ、エアプサン、
エアアジアX、香港エクスプレスです。
路線的には重なり合ってないので、
成田空港の第3旅客ターミナルビルの設定で
勝負に出られるんですね。
格安にするには、時間の余裕をみながら、
自力でがんばる!という努力が必要そうです。