慣熟飛行とは? でも調布の小型機墜落の原因はこれじゃないみたい。

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住宅街

調布飛行場を離陸した直後に、
小型の飛行機が住宅街に落ち、
家が焼け、死者とけが人が
でてしまった事故。

家に飛行機が落ちてきて
燃料が飛び散って一瞬で燃え上がっていた
映像をみましたが、
その状況を想像すると、
恐怖に身震いしてしまいました。

小型機が住宅街に落ちる可能性が
これからもあるのかどうか気になって、
ニュースの続報をみています。

その中で、「慣熟飛行」という
耳慣れない言葉が出てきました。

完熟という言葉は使いますが、
慣熟という言葉は見たことがなく、
気になって、慣熟飛行について調べてみました。

すると、今回の事故では、
慣熟飛行ながら、慣熟飛行とは違うことを
やっていたような節もあり、
困惑しているところです。

慣熟飛行とは

しばらく飛行訓練などをしていなくて
慣れる目的で飛んだり、
飛行機が他機種に変わり、
その機種での操縦に
慣れるために飛んだりなど、
慣れるためにする飛行の事で、
かなり広くいろいろな意味があるようです。

今回の調布の小型機の場合に該当するのは、
機長が飛行機に慣れる為のフライトというのが
あてはまりそうです。

テレビで飛行機関連に詳しい方が、
慣熟飛行という言葉はほとんどなんにでも
使えるような便利な言葉で、
慣熟飛行と書くことでいろいろ通用してしまう
というようなことをおっしゃってました。

慣熟飛行には、観光を兼ねた慣熟飛行の届け出
あるそうです。

今回墜落した小型機のフライトは、
飛行目的として「慣熟飛行」と書かれていて、
パイロットの他に
4人の人が乗っていたので、
この、観光を兼ねた慣熟飛行、
ということだったのかもしれません。

この、観光を兼ねての慣熟飛行、というのが
住宅街の上で行われているとなると、
飛行場の近くに住んでいる方々にとっては
おだやかじゃないですよね。

慣熟飛行ではなかった?

ここからがちょっとひっかかる
内容なんですけど。。

調布飛行場を管理する東京都の発表で、
「慣熟飛行」について、最初は、

操縦免許を持つ人だけが乗り、操縦を交代しながら飛ぶ。
免許のない人が乗ることは考えていない

と言っていたのです。

それで、飛行機に乗っていて
お亡くなりになった方に、
元ANAの方がいたそうなので、
私はてっきり、この方も、
飛行機の操縦免許を持っていて、
パイロットと操縦を交代しながら
慣熟飛行する予定だったのか・・と
思っていたのです。

ところがです。

都が、その後、慣熟飛行を

免許取得を目指す者が見学のため同乗してもよい

と修正したのです。

今回、飛行機に乗っていた5人の中で、
免許を持っていたのは
パイロットだけだった
そうなんです。

慣熟飛行は、なんにでも使えてしまう
便利な言葉、という飛行機関連に
詳しい方の言葉を思い出さずには
いられませんでした。

さらに、パイロット以外に、
免許を持たない4人の方が乗っていたので、
これは「遊覧飛行」の可能性があるそうなんです。

ところが、小型機が飛び立った
調布飛行場では、「遊覧飛行」は
禁止されている
そうなんです。

こうなってくると、
慣熟飛行といいながら
実は遊覧飛行かもしれなかったり、
その遊覧飛行自体が禁止されていたり、
管理している都までがぐだぐだになっていたり、
これでは飛行場の周辺の方はほんと、
気が休まらないと思います。

事故の原因をはっきりさせて、
再発防止をとことん徹底させて、
今回巻き添えとなってしまった女性に
手向けなければならないと思います。





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