たった2つ!の生地で作れるパン/相原一吉

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たった2つ!の生地で作れるパン/相原一吉

たった2つ!の生地で作れるパン―発酵は冷蔵庫におまかせ/相原一吉

2つの生地というのは

・牛乳、卵、バターの入ったリッチな「ブリオッシュ生地」
・粉、水で作るリーンな「白パン生地」

で、捏ねた生地をビニール袋に入れて
冷蔵庫で長時間低温発酵させるのですが、
袋に入れる際に内部に余裕をもたせず、
ふくらむ時に圧力がかかるようにしている
「冷蔵圧力発酵」という方法になっています。

『たった2つ!の生地で作れるパン』のレビュー

牛乳、卵、バターの入ったリッチな
「ブリオッシュ生地」の方は、
けっこうバターや卵の量が多いのですが、
それを減らして変わりに牛乳を入れる
レシピも載っています。

ブリオッシュ生地を使って作る、
揚げパン、アップルロール、ミートパン、
ガレット、クグロフ・サレ、シュトレンなどの
菓子パンレシピがあり、他の本ではあまりみない、
ちょっと変わったパンのラインナップです。

粉、水で作るリーンな「白パン生地」は
フランスパン専用の粉を使って作り、
この生地を使って、
シンプルなピストール、角パン、
様々な素材を入れて作るご飯入り白パン、
チャバッタ、バゲット、にんじんパン、
フォカッチャなどが紹介されています。

どちらの生地も、材料を混ぜて
ボウルの中や台の上で
ひとまとまりになるくらい捏ねたら、
生地がふくらむ力で圧力がかかるように
袋の口をきっちり紐で縛って、
破れ防止で三重にしたビニール袋に入れて
冷蔵庫で長時間低温発酵させます。

圧力で捏ねたのと同じような効果がでるので、
それほど生地を捏ねる必要がなく、
半日~1日発酵させ、できあがった生地は
2~3日の間に焼けばOKとなっています。

インスタントドライイーストを使っているレシピで、
天然酵母の元種を使うマイレシピに
この方法を組み込んでどうなるか、
ちょっと気になるところですが、
長時間低温発酵させて焼いたパンは、
味わい深くて美味しいのですが、
冷凍保存してトーストすると、
質感がどっしりしてしまうのです。

私が焼いたパンを食べている両親は、
ふんわり柔らかいパンをご所望でしてw
残念ながら食感的にちょっと不評なのです(^^;

この先、陽気が暑くなって来たら、
冷蔵庫で発酵させないわけにはいかなくなるかもしれず、
そのときまで覚えていられたらw
袋にパン生地をみっちりつめて
圧力をかけてみようと思います。





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